ヘルス&メンタル
2024年9月26日
なぜ夜中に目が覚めてしまうのか?中途覚醒の原因と、放置のデメリット (1/4)
夜中に目が覚めて、眠れない悩みはありませんか? 夜中に目が覚めても、すぐにまた寝付けたり、生活に支障を生じたりしていなければあまり気にすることはありません。しかし、夜中に何度も目が覚めてお困りの方は要注意です。
今回は、不眠症のなかでも中途覚醒について、その症状や考えられる原因、対策などを、薬剤師・相田彩
さんの目線から解説します。
中途覚醒とは
中途覚醒とは、一度寝付いても夜中に目が覚めてしまうことを指します。いったん寝付けても夜中に何回も起きてしまい、眠りが浅いタイプです。
「夜中に目覚めたら眠れない」「ぐっすり眠れないことで日常生活に支障が出ている」ようであれば中途覚醒の可能性があります。
ほかにも不眠症のタイプには、朝早く目覚めてしまう早朝覚醒、なかなか寝付けない入眠障害などがあります。
中途覚醒、考えられる原因は
- 老化
- 糖尿病や高血圧などの病気
- うつ、自律神経失調症
- 睡眠時無呼吸症候群
- 過度なアルコールやカフェインの摂取
- ストレス など
中途覚醒の原因のひとつに老化があります。加齢によって体内リズムが変化すると、若い頃よりも眠りが浅くなる傾向にあります。
また、中途覚醒の原因として、糖尿病や高血圧が隠れていることや、うつ病、睡眠時無呼吸症候群などの疾患がある場合も考えられます。
さらに、過度なアルコールやカフェインの摂取によって、脳が覚醒して睡眠が浅くなり、利尿作用で夜間のトイレ回数が多くなることもあるでしょう。
加えて、精神的ストレスや身体的ストレスが原因となっていることもあるかもしれません。
このように、中途覚醒の原因は多岐にわたり、どれかひとつが原因ということもあれば、原因が複数あり複合的に絡み合っていることもあります。自分で当てはまるものを一つずつ潰していくしかありません。
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