ヘルス&メンタル
2023年11月21日
仕事に行きたくないときの拒否反応の症状。乗り切る方法とは[カウンセラー監修] (1/2)
仕事に行きたくないと悩んでいる時、頭痛が続いたり、理由もなく涙が出たりした経験はありませんか? それ、仕事に対する拒否反応かもしれません。
本記事では、仕事に行きたくない時に出る拒否反応の症状について、株式会社コレット代表取締役・カウンセラーの田中よしこさんに聞きました。拒否反応が出る理由や、乗り切る方法などもご紹介します。
仕事に行きたくない時に出る“拒否反応の症状”とは
カウンセラーに「拒否反応の症状」について聞いたところ、仕事に行きたくない・仕事へストレスを抱えている場合、以下の拒否反応の症状が出る場合があるそうです。
- 頭痛が何週間も続く
- 頻繁に動悸がする
- 食欲がなくなる
- 胃の不快感
- 吐き気
- 夜に眠れなくなる
- 朝起きるのが辛くなる
- 理由もなく涙が出る
【調査結果】男女50人が回答「仕事行きたくない時に出た実際の拒否反応」
20~50代の男女50人にも「仕事に行きたくない時に実際に出た拒否反応の症状」について聞いてみました。一部を抜粋してご紹介します。
- 憂鬱な気持ちになり、体が重くなる(20代女性)
- 気持ちが落ち込み、動きたくなくなる。頭が痛くなり、強い倦怠感も出てくる(50代女性)
- 朝起きるのに時間がかかり、布団から出られない(40代男性)
- やる気がでずダラダラ行動してしまう(50代女性)
- 下痢をしてトイレから離れられなくなる(50代男性)
- 過呼吸になり、心拍数が上がる(50代男性)
なぜこのような拒否反応が出るのか?
「仕事に行きたくない」という気持ちから緊張状態が続いていると、自律神経が乱れてしまい、拒否反応の症状が出ることがあります。
誰でも無理を続けると、限界がくるのは当たり前です。ストレスを抱えているのに、無理を続けると、体が拒否反応を出すのです。
拒否反応は、心身が改善を求めているサインだと気づいてあげてください。
拒否反応が出たまま仕事を続けるとどうなる?
拒否反応を放っておくと、不安障害・うつ病・胃潰瘍などの精神的な病気や内臓系の疾患が出る恐れがあります。
自分の中で苦しいと感じたら、立ち止まって休みを与えてあげてください。拒否反応が出るほど仕事を続けている人は、頑張り屋さんや完璧主義な人が多いです。だからこそ、拒否反応が出るまで我慢をしています。
「他の人はもっとやっているのに」などと、自身を叱咤激励してしまう人も多いですが、自分の人生を整理する時間を持つ大切な機会だと捉えて、より良い未来のために今からできることを確認していきましょう。
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