ランニングは心と体に効果絶大!正しいやり方で理想の体型へ (1/2)
「ぽちゃっとしてきたこの体型を何とかしたい……」
このようなお悩みを抱えていませんか? 肥満体型から脱却するためには運動が必要不可欠ですが、中でもランニングがおすすめです。
「若い時に比べてかなり太ったけど、いきなりランニングから入っても大丈夫なの?」
このような疑問を抱えている人も多いかと思いますが、自分ができるペースで行うことが大切です。ランニングは外見の変化を促進してくれるだけでなく、精神的な部分にも効果が期待できます。
そこで、本記事ではランニングがもたらす効果について詳しく紹介します。
肥満でお悩みの方はもちろん、日頃のストレスなどでモヤモヤしている方もおすすめの内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
健康促進にピッタリ。ランニングがもたらす効果とは
ランニングを取り入れることで、短期・長期的に見ても健康的なメリットをもたらします。しかし、具体的にどのようなメリットが得られるか想像つかない方も多いはず。
ここではランニングがもたらす効果について紹介します。
健康的な心臓になる
ランニングを定期的に行うことで、健康的な心臓になることが分かっています。
Frontiersが出した内容(※1)によると、ランニングした人はしない人に比べて心臓が強く、心拍数が低い傾向があるようです。
安静時に心拍数が高い場合、心臓が1回の拍動で十分な血液を送り出せていない可能性があります。Heartが出した論文(※2)によると、安静時の心拍数が10回増加するたびに死亡率が16%増加するという調査結果も出ています。
体重が減る
ランニングを継続することで、体重の減少が期待できます。適度なランニングによって筋肉量が増えるために基礎代謝が高くなるからです。
基礎代謝が高い人と低い人は、普段の生活で消費できるカロリー数が大きく異なります。
ランニングの場合、筋肉が強化される上に、脂肪の燃焼が効率よく行われるので、体重を減らしたい人、ダイエット目的の人におすすめです。
骨密度が高まる
ランニングは骨密度を高める運動としても有効です。
人間の骨は刺激を与えることで骨密度を高めようとします。ランニングは主に下半身に刺激が入りやすいトレーニングなので、定期的に続けることで、加齢による骨量減少を防ぐことができます。
骨量は30歳をピークに減少すると言われていますが、定期的なランニングによって年齢を重ねても健康維持を目指すことができます。
肩こりや腰痛が改善しやすくなる
ランニングは全身運動なので、肩や腰の血行が促進され、肩こりや腰痛などのトラブルが生じにくくなります。
しかし、そのためには、ランニングの正しいフォームが大切です。誤ったランニングフォームで走り続けると、余計な箇所に負荷がかかり、かえって肩や腰を痛める原因となります。
ランニングがもたらす効果は「脳」にも影響がある!
ランニングは身体だけでなく、脳にも好影響をもたらします。そこで、ここではランニングがもたらす脳への影響について紹介します。
ストレス解消をサポートする
ランニングを行うことで、ストレスの解消も期待できます。
走ると全身の血行が促進され、脳機能の刺激が起こります。それにより頭の中がスッキリし、ストレス解消を感じることができるでしょう。
また、ランニングによって「セロトニン」という幸せホルモンや「β-エンドルフィン」「ドーパミン」といったホルモンが発生するので、なにか嫌な気分になったり落ち込んだりしても、気分を落ち着かせてくれるでしょう。
ストレスを抱えやすい現代人にとって非常に有効な運動だと分かります。
睡眠の質が高まる
ランニングをすることで、睡眠の質が高まりやすくなります。全身運動を行うことで適度な疲労が溜まり、深い睡眠へ導いてくれるからです。
現代はデスクワークで働いている人も多く、睡眠の質が低い人がほとんどです。ちなみにエスエス製薬が調査したアンケート(※3)によると、睡眠に何かしらの不満・悩みを持っている人は全体の6割超えという結果になっています。
ランニングの効果を最大限に高めるやり方
ランニングの効果をしっかり得るためには、あるポイントを押さえる必要があります。
ランニング前に入念なストレッチを行う
ランニング前には、必ずストレッチを行いましょう。ウォームアップを忘れると、思うように足が動かない、怪我につながるおそれがあります。
ランニング前は「動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」が有効です。動的ストレッチとは体を動かしながら行うストレッチのことで、リズミカルに、ときには反動動作をつかって関節を通常の可動域以上動かし、目的とする筋を引き伸ばすものです。
運動前に行うことでランニングへスムーズに入ることができます。
◾️股関節のストレッチ
- 壁に手をついて立つ
- 片膝を上げ、後ろから前に足を大きく回す
- 足が後ろに来た時に、いったん伸ばす
- 左右5~10回ずつ、逆回しも行う
◾️足の振り上げ運動
- 背筋を伸ばして立つ
- お腹の力を抜かずに片足を振り上げ、反対の手でタッチ
- 左右交互に繰り返す
動画でもランニング前後のストレッチを解説しています。