スクワット
フィットネス
2025年12月26日

毎日30回のスクワット、朝と夜どちらが効果的?

「スクワットは朝にやったほうがいい?それとも夜?」

毎日30回のスクワットを続けるなら、朝と夜で効果に違いがあるのかを知っておきたいところです。同じ30回でも、朝と夜では得られるメリットが少し変わります

パーソナルトレーナー・深澤 智也さんが監修した以下記事より、朝と夜のスクワットの効果を切り出してお届けします。

スクワット毎日30回毎日スクワット30回、続けるとどうなる?効果と変化、正しいやり方を解説

朝にスクワット30回を行う効果

朝にスクワットを行う最大のメリットは、代謝を早い時間から高められることです。起床後に下半身の大きな筋肉を動かすことで血流が促され、体が目覚めやすくなります。

代謝が上がった状態が長く続くため、1日を通して脂肪が燃えやすい体を作りやすくなります。ダイエット目的の人や、日中デスクワークが多い人に向いています。

また、朝に運動することで自律神経が整い、集中力が高まりやすい点もメリットです。「朝に動くと1日がシャキッとする」と感じる人は、朝スクワットが習慣化しやすいでしょう。

夜にスクワット30回を行う効果

夜のスクワットは、疲労回復とリラックス効果が期待できます。日中に固まった筋肉を動かすことで血流が良くなり、体のこわばりが和らぎます。

特に立ち仕事や長時間座りっぱなしの人は、夜にスクワットを行うことで脚のむくみ軽減や、翌日の体の軽さを感じやすくなります。

さらに、軽く体温が上がることで副交感神経が優位になり、睡眠の質が向上しやすいのも夜スクワットの特徴です。ストレス解消やリラックス目的なら、夜に行うのがおすすめです。

ダイエット目的なら朝、続けやすさ重視なら夜

脂肪燃焼を重視するなら、朝のスクワットが向いています。代謝アップの効果を1日中活かせるため、体を引き締めたい人に適しています。

一方で、継続しやすさを重視するなら、夜のスクワットも十分効果的です。筋トレは「続けること」が最も重要なため、無理なく習慣にできる時間帯を選ぶことが結果につながります。

朝が苦手な人が無理に早起きして行うよりも、夜にリラックスしながら30回続けるほうが、長期的には体が変わりやすくなります。

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実は「朝か夜か」に正解はないという研究も

MELOSで紹介されている「筋トレは「朝・夕方・夜」いつするのが効果的?」という記事でも、筋トレの時間帯については、「朝がいい」「夜がいい」とさまざまな意見がありますが、科学的にはどちらが絶対に正解とは言い切れないという見解もあります。

人の体には「概日リズム(サーカディアンリズム)」と呼ばれる体内時計があり、筋力や運動パフォーマンスはこのリズムの影響を受けることが知られています。

研究によっては午前中の筋トレが有効とする報告もあれば、夕方のほうが効果的とする報告もあり、筋トレに最適な時間帯は個人差が大きいと考えられています。

そのため、毎日30回のスクワットも自分の生活リズムに合わせて行うことが、結果的に最も効果的です。

朝と夜、どちらを選んでも30回続けることが大切

スクワットは、1回のタイミングよりも継続が結果を左右するトレーニングです。朝でも夜でも、正しいフォームで30回を積み重ねることで、下半身の引き締めや代謝アップにつながります。

時間帯に迷った場合は、目的に合わせて次のように考えると失敗しにくくなります。

・ダイエット重視 → 朝
・疲労回復・習慣化重視 → 夜

目的にこだわらず「朝のほうが調子がいい人は朝」「夜のほうが続けやすい人は夜」と、自分の身体の声を基準に選ぶことが、結果的に継続と効果につながります。

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<Edit:MELOS編集部>