「太った」「痩せた」はどうチェックする?体重、体脂肪率のほかに見るべき部分とは (1/2)
ダイエットのためにトレーニングや食事制限を行っているとき、その変化をどのように確認しているでしょうか。おそらく多くの人が、「体重の数値」や「体脂肪率」でチェックしていると思います。
しかし実際のところ、それだけでは正確ではありません。体型の変化は数字だけでなく「見た目」や「服のサイズ」などにも表れます。
今回は、ダイエット中にチェックしておきたい項目について解説します。
なぜ体重・体脂肪率だけでは足りないのか?
もちろん、体重や体脂肪を目安にすることに問題はありません。しかし、それだけではわからないことが多くあります。
体重は日によって変化が大きい
もっとも目安としやすい体重。ダイエットしていない人でも、体調管理として体重計に毎日乗るという人も多いかもしれません。しかし体重計に乗ったとき、「あまり食べていないのに体重が増えた」「1日でこんなに体重の変化が」と感じたことはありませんか?
体重は1日で大きく変化します。1~2kgくらいなら、食事や活動内容によって変化してしまうのです。
体脂肪率は測る環境によって結果が異なる
体脂肪を測る機器は、家庭用の体脂肪計であることがほとんどでしょう。その場合、測る環境や状況によって数値が変わってきてしまいます。
家庭用の体脂肪計は、カラダに微弱な電気を流し、その抵抗で体脂肪率を測るというものです。しかし体内の水分量によって、電気の通りやすさが変わります。汗をかいているかどうか、トイレに行く前と行った後、あるいはお風呂に入る前と入った後など。環境によって、数値が変わってしまうのです。
これらの理由から、体重や体脂肪だけに一喜一憂するのは早計であり、ダイエットを進める上で十分ではないと言えるでしょう。
こちらもおすすめ:体重計に乗るくらいなら、毎日鏡を見て【クロスフィットトレーナーAYAのボディメイクメソッド(前編)】
ダイエット中にチェックしたい項目
それでは、ダイエット中はどのような項目を測定すればよいでしょうか。
体重・体脂肪率
体重はもっとも簡単に測れるため、基準となりやすい数値です。しかし体重の測定だけでは、実際に減ったのが脂肪なのか筋肉なのかまではわかりません。
体重の測定に加え、以下の項目と組み合わせてみてください。これにより、カラダの状態をチェックすることができます。体脂肪率も体重と同様、基準としての参考数値にしておくとよいでしょう。
ウエストサイズ
ウエストのサイズも毎日測りましょう。いつも同じ部分で測定できるように、あらかじめウエストのどのあたりで測定するか決めておきましょう。
腹囲は筋肥大によって太くなりにくく、逆に体脂肪の変化によって太さが変わりやすいもの。そのため、ウエストを測っておくことで体脂肪の減少具合を比べることができます。
関連記事:標準体重・美容体重・シンデレラ体重とは。BMI、体脂肪率との違いも解説