ウェルネスフード
2024年3月1日

ダイエット中の朝食、パンとお米どっちが太る?管理栄養士が解説

ボディメイクに勤しむトレーニーたちが疑問に思っていることをピックアップし、専門家にぶつける本企画。

今回は「朝食メニュー」について。朝ごはんとして、毎朝パンを食べる人は多いかと思います。お米に比べてカロリーや糖質、脂質などが気になるところですが、やはりダイエット的にはお米のほうがおすすめなのでしょうか。

ヘルシーで糖質に配慮した食事を届けてくれる宅配弁当サービス「‎nosh(ナッシュ)」の管理栄養士が解説します。

Q.ダイエット中の朝食について質問です。パンの方が太るのでしょうか。お米のほうがおすすめですか?

A.お米がおすすめです。

ダイエットにおすすめの朝食メニューは「お米」です。

理由としては、以下などが挙げられます。

  • 腹持ちが良く満足感を得やすい
  • カロリーや脂質が低くなる

パンが太る理由とは

お米は粒状ですが、パンは小麦を挽いて粉状になっています。そのため、パンの方が噛む回数が減り、満足感が得にくいです。

また、消化・吸収にかかる時間はお米が2~3時間、パンは2時間以内です。ご飯に比べてパンはお腹が空きやすくなるため、昼食の量が増えたり、間食が多くなる可能性があり、ダイエットに不向きと言えます。

付け合わせメニューによっても変わる

お米には魚や納豆、味噌汁をあわせることが多いと思いますが、パンにはバターやジャム、ベーコンやスープなどを選びがち。

パンそのものにも砂糖やバター、乳製品も含まれているため、パンの食事はカロリーや脂質が高く、太りやすくなる原因に繋がります。

ダイエット時には、白いお米よりも消化・吸収が緩やかでミネラルや食物繊維が豊富に含まれている「玄米」がおすすめです。

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食べても太らないパンとは

ダイエット中には不向きなパンですが、精製されていない全粒粉やライ麦を使用したパンはミネラル、食物繊維が豊富でおすすめです。

また、ベーグルは小麦粉と砂糖、塩で作られています。カロリーや脂質も低く、他のパンとは異なり茹でる工程があるため、もっちりとした食感で噛み応えのあるパンです。

野菜をサンドすれば食物繊維も摂取できるので、満足感が得やすいでしょう。

朝食は食べたほうがいいのか。抜いてもいい?

朝食を食べていない日に、集中できず頭がぼんやりすることやイライラすることはありませんか?

本来であれば朝食は寝ている間に使われて少なくなったブドウ糖を補い、脳と身体を目覚めさせるために欠かせないものですので、ダイエット中でも朝食は食べた方が良いかと思います。

朝食を我慢するよりも、太りにくい食材を選んでダイエットを楽しく継続させてください!

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[プロフィール]
岸田紗季(きしだ・さき)
管理栄養士。ナッシュ株式会社商品開発所属。

nosh-ナッシュ

記事協力
ナッシュ株式会社

<Text:編集部>