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2021年11月10日

子どもの運動神経は「体幹」を鍛えると伸びやすい!専門家が激押しする「体幹遊び」のメリット (2/2)

どのような体幹遊びをすればよいか

おすすめは「アスレチック」

 どのような遊びをさせればよいのでしょうか。おすすめは「アスレチック」です。手を伸ばし、足を高く上げ、胴体をうまく使いながら乗り越えるようになります。

 とはいえ、アスレチックに毎回行くのは大変です。そんなときは、総合遊具なども良いでしょう。ひとつの動作だけを繰り返すのではなく、体全体を使っていろいろな動きができるものを選んでください。

室内なら「親子遊び」や「布団遊び」

 外に行けない日は親子で組体操をしたり、木登りならぬ親登りしたりという親子遊びもおすすめです。ぜひ体を貸してあげてください。また、布団を敷いてマット代わりにし、布団遊びをするのもよいでしょう。

 疲れても休まず走り回っている子がいますが、問題ありません。腕力や脚力から疲労していくため、疲れても走り回っているような子は、より胴体を使うようになります。

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環境だけ整えて自由にたくさん遊ばせる

 大人目線で「できないから手伝ってあげよう」とすると、このような体幹を使った動きの工夫まで考えなくなってしまいます。ぜひ環境を整えてやり、自由にたくさん遊ばせてあげてください。

 ただし、自由と放任は違います。放任して危険な目に合わないよう、きちんと気をつけてあげることが大切です。

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著者プロフィール

赤堀達也(あかほり・たつや)

1975年・静岡県出身。小・中・大学でバスケを指導し、独創的理論・論理的指導で育成する。体力テスト最低水準校で県優勝、無名選手達で東海1部にスピード昇格。最高は全国準優勝。
4月より群馬医療福祉大学助教から旭川大学短期大学部准教授となり、バスケで培った理論を応用して幼児体育・健康の研究を行う。またパーソナルストレッチやスポーツスタッキング、部活動改革も取り組んでいる。
[HP] https://mt-a.jimdo.com

<Text:赤堀達也>

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