ライフスタイル
2018年4月27日
中学生から始めて五輪メダリストを目指せ! 全国26都市で展開されている「アスリート発掘・育成事業」って? (2/3)
はい、経験値は問いません。日本国籍を有し、東京都内に在住かつ在学する中学2年生の生徒であれば、どなたでも応募が可能です。
――どのような生徒が、選考を通過して育成プログラムに参加しているのでしょう?
すでに部活動など何かしらのスポーツに取り組んでいて、身体能力が比較的高い生徒が多いです。また、やる気がある、負けず嫌い、自分自身の可能性を広げたいなど、ポジティブな思考を持つ方を求めています。
――競技は生徒が自ら選ぶのですか?
選考期間に3~7競技を体験してもらい、最終的にご自身の意思で決定していただいています。
1年間、スポーツと学業を両立する生活を送る
――選考を通過した30名ほどの生徒は、中学3年生の1年間でどのような活動をするのでしょうか?
隔週土日に自分が選んだ競技について、コーチから無料で指導を受けるチャンスが与えられます。競技の練習に加えて、アスリートとしての問題解決力や論理的思考、強くなるための食生活などを身につけられるような指導も行います。また、保護者のみなさまへもアスリートを支える家族のサポートについて、学習機会を提供しています。
――1年間、プログラムを受けるなかで、生徒たちがぶつかる壁はどのようなものですか?
技術の習得に苦戦する以外に、中学3年生となると高校受験に備えて学業により力を入れなければなりませんので、学業とスポーツの両立も大変なことの一つだと思います。
――なるほど。競技の上達だけでなく、人間的な成長にもつながりそうですね。
育成プログラムによって、東京都のアスリートとしての自覚や精神力を鍛えられるので、自ら目的を持ってやり遂げるなど、我が子の成長を実感される保護者も多くいらっしゃいます。