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サッカーとフットサルの違いって?人数、ルール、戦術を解説

 ワールドカップをはじめ、日本のみならず世界中で愛されているサッカー。最近では、海外で活躍する日本人選手も増えてきました。その一方で、サッカーから派生して誕生したのがフットサルという競技。近年はサッカーの影響を受けてか、フトッサルの人気も高まっています。子どもから女性、年配まで、気軽に楽しめるのがフットサルの魅力ではないでしょうか。

 しかし、実は似ているようで異なる部分の多いサッカーとフットサル。足を使うスポーツとしては同じですが、ルールやコートの大きさなど、場合によってはサッカーとはまるっきり異なることも。ここでは、そんなサッカーとフットサルの違いについてお伝えします。

フットサルとサッカーの基本的な違い

 大きく分けて、6点の違いを取り上げ詳しくご説明していきます。すでにフットサルやサッカーをプレーしている方も、改めて確認してみてください。

1.ピッチ

 サッカーは68m×105mのピッチサイズでプレーしますが、フットサルは20m×40mと半分以下の大きさしかありません。ピッチサイズが異なるということは、ゴールの大きさも変わります。サッカーゴールは2.44m×7.32mですが、フットサルは2m×3mとかなり小さめ。フットサルの方が小さい分、ひとりひとりにボールが回ってきやすいのも大きな特徴です。

 実は、ピッチの表面も異なることをご存知でしょうか。サッカーは芝の上でプレーしますが、フットサルは木や人工材材質の上が多いのです。さらに、フットサルはスパイクではなく体育館用シューズでもプレー可能。プレーできる場所も、大きく異なります。

2.ボール

 サッカーは5号球(直径22㎝)のボールを使用しますが、一方でフットサルは4号球(直径20.5㎝)と少し小さめです。また、フットサルのボールはサッカーボールとは異なり、弾まないように作られています。なぜならフットサルはコートが狭いため、ボールが弾みすぎると上手くプレーできなくなるから。2mの高さから落下させたとき、最初のバウンドが50㎝以上、65㎝以下で跳ね返るという規定があるほどです。バウンドしにくいので、初心者でも比較的簡単にボールを止められます。

3.プレー人数と交代

 サッカーは11人でプレーするのに対し、フットサルは5人と倍以上の違いがあります。交代に関しては、サッカーはアウトオブプレーのときは審判の承諾を得て3人までとなっていますが、フットサルは交代要因7人までを自由に入れ替え可能。つまり、フットサルは何度でもピッチに戻ることができるのです。

 ちょっと疲れたと思えば無理せず交代できる点は、プレーする側にとっては魅力のひとつかもしれません。

4.プレー再開時

 ラインを超えたとき、サッカーの場合は「スローイング」といって手を使ってピッチ内にボールを投げます。しかしフットサルは「キックイン」といって、コート内に蹴ってプレーを再開するという違いがあります。

 実はこのキックインにもルールがあり、ボールをライン上に置いてから4秒以内に蹴らなければなりません。また相手チームも、キックインの際はボールから5m離れる「5mルール」に注意が必要です。なお、攻撃側がゴールラインから出した場合は、サッカーは「ゴールキック」でプレーを再開させますが、フットサルは「ゴールクリアランス(ゴールキーパースロー)」といって、投げて再開します。

5.時間の違い

 サッカーのプレー時間は45分ハーフですが、フットサルは20分ハーフとかなり短いのも大きな違い。時間の測り方も、サッカーは主審が計測するのに対してフットサルはタイムキーパーが測ります。

 ちなみに、テレビで野球やバスケットボールの試合を見ていると、途中でタイムをとっている場面をよく見かけることでしょう。サッカーはタイム時間がありませんが、フットサルは前後半1回ずつ各1分間のタイムが取れます。

6.ファール・オフサイド

 サッカーは後ろからボディコンタクトをとると、イエローカードやレッドカードが提示されます。フットサルも基本的にサッカーに準ずる形ですが、ショルダーチャージやスライディングタックルは禁止事項なので注意が必要。むしろフットサルの方が、接触プレーに関してルールが厳しめです。

 なお、フットサルの場合は反則が累計方式。6つ目の反則からは、第2ペナルティマークからの直接フリーキックになります(累計対象の反則はフリーキックとなったもののみ)。退場になるとサッカーは補充できませんが、フットサルは2分経過すれば交代要因から補充可能です。

 また、オフサイドにも大きな違いがあります。サッカーはずっと相手チームのゴール前にいればオフサイドになりますが、フットサルにはオフサイドが存在していません。つまり、基本的にはどこにいても構わないのです。さらにもう1つ注意しておきたいのが、キーパーへのバックパス。サッカーではバックパスを受けたとき、足であれば触れられます。しかしフットサルの場合、キーパーがバックパスでボールに触れることは原則禁止です。フットサルではバックパスはしないように注意しておきましょう。

 その他にも、意外な違いがいくつか存在します。例えばキックオフの際、サッカーでは直接得点することが可能です。しかしフットサルはゴールまでの距離が近いこともあり、直接得点することはできません。PKでは基本的にサッカーは5人、フットサルは3人ずつまず行い、その後はサドンデス方式で続きます。

 さらに審判に関しても、サッカーは主審と副審2人、第4の審判で行われる一方、フットサルは主審と第2審判、第3審判、タイムキーパーで行い、審判による権限もそれぞれで変わります。

戦術的な違い

 ここまで、ルールなどの基本的な違いについてお伝えしました。これだけルールが異なると、やはり戦術も大きく異なります。

 サッカーはピッチが広いので、ディフェンスやフォワードなど、それぞれ役割分担がしっかりとしているでしょう。しかしフットサルはピッチが狭くて人数が少ないため、基本的に全員がフォワード、全員がディフェンスといった状態。ときには、キーパーでさえ攻撃に参加することもあるほどです。

 このように、一見似ているようで違いの多いサッカーとフットサル。しかしそれぞれ違いがあるからこそ、お互いにない魅力を持っているとも言えるでしょう。この違いを感じながらプレー・観戦すると、また新たなおもしろさを発見できるかもしれません。

<Text:古山 貴大/Photo:Getty Images>

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