インタビュー
2017年9月7日

アップアップガールズ(仮)・佐保明梨「念願の黒帯をとれて、ようやく自信を持って空手を披露できるようになった」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#3 (2/3)

 正直、トレーニングよりライブの回数の方が多いので、体力はライブでついていった気がします(笑)。でも、怪我をしなくなっているので、そういうところではやっぱり効果を感じますね。

——とはいえ、テーピングを巻いてステージに上がることもあると聞きました。

 そうですね。常に湿布(しっぷ)とテーピングを持ち歩いています。みんな、テーピングを巻けばとりあえず行ける! という感じなので(笑)。

——佐保さんは体のどの部分を痛めやすいですか?

 メンバーは腰とか膝を痛める子が多いんですけど、私はそういうのは経験なくて。ただバット割りとかをするのでアザはすごいです。

念願だった黒帯を取得し、夢の武道館ライブへ!

——現在はステージ上で空手の型やバット割りなどを披露する機会も多いですが、そもそものきかっけは何だったんですか?

 空手の型を最初にやったのは、2012年に「TOKYO IDOL FESTIVAL」(※日本最大規模のアイドルフェス。以下、TIF)に初出場したときですね。イベント中に番組の生放送があったんですけど、司会をしていたよゐこの濱口(優)さんに「特技ある?」って聞かれて、メンバーがひとりずつ披露していく流れになったんです。そのとき私はこれといったものがなかったので「空手やります!」って勢いでやってみたら、けっこう盛り上がって。

——予期せぬ好感触を得たわけですね。

 空手の型って、知らない人が見たらおもしろいらしいんですよ。急に大声を出したりするから。こっちは真面目にやっているんですけどね(笑)。TIFのときも濱口さんから何回も「もう一回やって」って言われて。それで自分でも「あ、これはおもしろいんだな」と思うようになって、次のステージから自己紹介に空手を取り入れるようになりました。

——これだけの特技を、なぜ最初はアピールしなかったのでしょうか?

 そのときは黒帯でもなかったので、特技と言っていいのかな?って考えていたんです。あと、塾長にバレたら怒られるって思っていたので(笑)。

——昨年の武道館ライブでは、黒帯を巻いてステージに立ち、氷柱割りにも成功しました。

 ライブで披露し始めた頃は板割りとかをやっていたんですけど、もっとわかりやすく「すごい!」って思われる絵がほしくなって。どんどん過激になった結果、武道館では氷柱割りに挑戦することになったんです。

▲氷柱割りを見事に成功させた瞬間

——どのくらい準備をしていたんですか?

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