筋肉痛はいいこと?筋肉に効いてる証拠なのか。悪い筋肉痛の見分け方も[整形外科医監修] (1/3)
「筋肉痛は筋肉がついている証拠」という噂を聞いたことはありませんか? 本当ならば、筋トレ民にとって筋肉痛はいいことと言えますが、本当なのでしょうか……。整形外科のお医者さんに「筋肉痛はいいことなのか」真相を聞いてみました。
他にも、よくない筋肉痛の判断基準や筋肉痛の治し方なども解説します。筋肉痛について改めて理解して、筋肉を育てていきましょう!
そもそも、筋肉痛とは? なぜ起こるのか
筋肉痛が起こるメカニズムは、完全には解明されていません。現段階で、考えられる「筋肉痛が起こる仕組み」は以下の通りです。
- 運動などによって筋肉へ負担がかかる
- 筋線維が傷つく
- 筋線維を修復する際に炎症が起こる
- ブラジキニンやヒスタミンなどの、痛みを生み出す物質が放出される
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結局……筋肉痛っていいこと?
筋肉をつけたい人にとって、筋肉痛は「いいこと」と言えるでしょう。
筋肉を使うと筋繊維に小さな裂け目ができ、この裂け目を修復しようと、炎症や痛みが引き起こされます。これが筋肉痛です。しっかりと筋肉を使った場合、「筋繊維に裂け目ができる→修復される→以前よりも強い筋肉になる」ということが起きるため、筋肉をつけたい人にとって筋肉痛はいいことと言えるのです。
つまり、筋肉痛は筋肉がついている証拠! 筋トレを頑張った自分へのご褒美と言って良いかもしれませんね。
筋肉痛の時にやらない方がいいことは? NG行動
筋肉痛が残っているときの高負荷な筋トレや運動は、おすすめできません。
休息をとらずにトレーニングを行うと、筋肉が十分に回復する前に再び筋肉が破壊されてしまうため、筋肉が成長しません。また、以下のようなデメリットも生じてしまい、効果的にトレーニングを行えなくなってしまいます。
- 痛みで全力を出せない
- 痛みで集中できない
- 痛みで関節可動域が狭くなる
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筋肉痛はどれくらいの日数続くのか
筋肉痛は、1週間ほど続くことが多いです。個人差がありますが、痛みの経過としては以下の通りです。
- 痛み始めてから、2〜3日後で最も痛みが強くなる
↓ - 4日後ぐらいから、一気に痛みが取れ始める
↓ - 7日後ぐらいには、痛みが消える
筋肉痛が1ヶ月以上続く場合は、肉離れの可能性などが考えられるので、整形外科の受診をおすすめします。肉離れを放置すると、症状が悪化・慢性化する可能性があり、日常生活に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。
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