ヘルス&メンタル
2024年6月12日
足つぼマッサージはなぜ痛い?痛みがある場所でわかる、体の不調とその解消法 (1/2)
"痛い”というイメージの強い「足つぼマッサージ」。実は、足つぼを刺激して強い痛みを感じる場合は、からだに不調があるのかもしれません。
足つぼマッサージで痛む部位ごとに考えられる不調や、それらを解消する方法を紹介します。マッサージを行う際の注意点もお伝えしますので、からだの不調が気になる方はぜひ試してくださいね。
解説は、漢方養生指導士でエステティシャンの白崎順子さんです。
足つぼマッサージで痛みが出る理由
足つぼマッサージで痛みが出るおもな理由は、以下の4つです。
足裏の筋肉が疲労している
足裏は、1日中ずっと自分の体と地面の間で圧力を受けています。パンプスや革靴を履くことで、さらに圧力がかかることもあるでしょう。このような理由で筋肉が炎症を起こし、マッサージをしたときに痛むことがあります。
足裏の血管に老廃物がたまっている
足裏は、人体のなかでも老廃物がたまりやすい場所だといわれています。
前述の通り、足裏の筋肉は疲労によって硬くなりがちです。筋肉が硬くなることで、血管も圧迫されるでしょう。その結果、血管内には流れづらくなった老廃物がたまり、固まってコリになってしまいます。肩こりと同様に、コリの部分を刺激されることで痛みを感じることがあります。
足の裏にケガがある
目に見える傷がなくても、足裏にケガがある可能性があります。
足裏には、かかとの骨から足の指にかけて「足底筋膜(そくていきんまく)」という繊維があります。足裏に過度な負担がかかることで、足底筋膜に見えない傷ができてしまうことも。その状態で足つぼマッサージをすると、痛みを感じるでしょう。
体内の器官や臓器に不調がある
足裏には、反射区と呼ばれる体内の器官や臓器につながる末梢神経が集まる場所があります。体内の器官や臓器に不調があると、この反射区を刺激したときに痛みを感じる場合があります。
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