ウェルネスフード
2024年6月4日

お米とパン、ダイエットにいいのはどっち?管理栄養士の意見を総まとめ! (2/2)

空腹時に大量に食べてしまう

白米の過剰な摂取や空腹状態での摂取は血糖値を急激に上昇させやすく、必要以上に摂取された糖質は中性脂肪として蓄積し体脂肪が増加する

夜遅い時間帯に、揚げ物など脂質が多い食べ物と一緒に食べてしまう

糖質とともに摂取した脂質は、エネルギーとして使う予定がなければダイレクトに中性脂肪として蓄えられやすい。

とくに夜は同じ食事内容でも血糖値が上昇しやすいため、夕飯で白米と揚げ物などの脂質が多い食事をとると太りやすい

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お米を食べて太らないために、どんな食べ方がおすすめ?

白米を食べるとき、太らないために以下を意識しましょう。もちろん1日の摂取カロリーオーバーにならないようにご注意を!

食物繊維とともに摂取する

不溶性食物繊維(野菜、大豆、きのこなど)や水溶性食物繊維(海藻、納豆、なめこ、おくら、モロヘイヤなど)

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玄米や雑穀、麦と混ぜて食べる

白米と玄米を半分ずつ混ぜて炊いたり、白米と雑穀米、もち麦や押し麦を混ぜて食べることで食物繊維やビタミン・ミネラルなどをプラスαすることができる

主菜(肉や魚などたんぱく質を多く含むもの)や副菜(野菜や海藻、きのこなど食物繊維を多く含むもの)と一緒に摂取する

血糖値の上昇がゆるやかになる

ほかほかより冷めたごはんにする

冷めたごはんに多く含まれるレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)が、血糖値の上昇をゆるやかにする

深野さんは「白米として摂取するなら炊き立てのホカホカごはんより、冷めしや、おにぎりのほうがダイエットには向いている」とも。

その理由は、冷めたごはんに多く含まれるレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)にあります。

●レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)とは

通常、でんぷんは小腸で消化されるが、レジスタントスターチはあまり消化されることなく大腸まで届き、食物繊維と同様の働きをします。

「瘦せ成分」「ハイパー食物繊維」とも呼ばれ、近年、そのダイエット効果が注目される成分です。

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一般に常温で1時間程度冷ますとよいとされ、おにぎりにしたり、お弁当のごはんを温めずに食べれば、よりダイエット向きといえます。

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<Edit:編集部>

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