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ランニング中のケガ防止に。マラソンのためのテーピングの巻き方を専門家に聞いてみた (2/2)

10㎞からが勝負! 足の裏を保護するテーピング

「マラソンランナーにとって足裏は最も負担がかかる部分。さらに、5〜10kmを過ぎると徐々に足裏に疲労が溜まってきます。『足底筋膜炎』や『外反母趾』、『内反小趾』などの症状を持っている人は、より足裏の負担が大きくなってしまいます。『I字サポート』は足裏の負担を軽減し、『足底筋膜炎』に効果的。『V字サポート』は『外反母趾』、『内反小趾』の症状を持っている人におすすめです。どちらも不安な人は、ふたつの巻き方を組み合わせてもOKです」

・足裏(足底筋膜)をサポートする「I字サポート」

1)テープは足指の付け根からかかとの長さに合わせてカットする。さらに、足の指の付け根の形に沿って丸くカットする。

2)足の指にかからないようにテープを貼り付ける。「湧泉」のツボを抑えて、足の力を抜く。足裏から5cmほど下に向けて、シワが出ないようにしっかりと伸ばす。

3) 5cmほど余らせたテープは、2)のように伸ばさず、かかとを包むようにして貼る。

・足の指をまっすぐにして「外反母趾」、「内反小趾」をケア「V字サポート」

1)テープは親指の付け根からかかとまでの長さを計り、指の付け根の形に合わせてカットする。親指の付け根にテープを貼り、片手で「湧泉」のツボを抑えて、足の力を抜く。足裏を少し丸めながらテープをかかとまで伸ばす。

2)土踏まずとテープの間にできた隙間を抑えるようにして、足裏の形に沿ってテープを貼る。

3)テープを小指の付け根からかかとまでの長さを計り、指の付け根の形に合わせてカットする。小指の付け根にテープを貼り、片手で「湧泉」のツボを抑えて、足の力を抜く。2)と同様にテープを貼る。最後に、余らせたテープはかかとを包むようにして貼る。

アキレス腱をサポートする貼り方

「マラソンランナーは悩まされがちな、アキレス腱の痛み。走るときにふくらはぎを伸ばしすぎていると、ふくらはぎの収縮とともにアキレス腱が伸び縮みし、何度も繰り返されることで痛みにつながります。ふくらはぎの伸びを抑えることで、痛みを予防することができます」

1)テープはひざの裏からかかと程度までの長さで切る。ひざと足首は伸びた状態にしておく。かかとにテープを貼り付け、ふくらはぎの形に沿ってテープを置くようなイメージで貼る。

「テープを貼るときは、筋肉の流れに沿って貼ることを意識しましょう。また、慣れてきたら自分自身の走り方のクセを意識して、どこが弱点か把握するとよいでしょう」

 また、X脚やO脚など、脚の形によっても貼るポイントが変わってくるそう。東京マラソンに備えて、3つのテーピング方法を抑えつつ、自分自身の走り方を改めて見直してみるのもいいかもしれません。

[監修プロフィール]
岩崎由純(いわさき・よしずみ)
1959年10月10日生まれ。山口県出身。日本コアコンディショニング協会会長。トレーナーズスクエア株式会社代表取締役社長。日本ペップトーク普及協会代表理事。日本オリンピック委員会(JOC)元強化スタッフ。日本アスレティック・トレーナーズ機構前副会長。NSCAジャパン元理事。日本体育大学体育学部体育学科卒業。アメリカ・シラキューズ大学大学院体育学専攻科(アスレティック・トレーニング)修士課程。テーピングに関する著書「医道の日本社」などあり。
【岩崎由純オフィシャルwebサイト】https://www.trainers-s.jp/

取材協力:医道の日本社
https://www.idononippon.com/
取材時使用したテープ:CIANA キネシオロジーテープ
https://www.ido-netshopping.com/products/detail5324.html

<Text & Photo & Illustration:服部桃子(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>

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