フィットネス
2025年2月18日

「筋トレすると腹筋がつる」なぜ?原因と今すぐできる治し方をトレーナーがお答えします (2/2)

トレーナーが教える、腹筋をつらせないための予防策

1. 長時間、同じ姿勢をとらない

長時間デスクワークや猫背の姿勢でいると、常に腹筋が縮んだままの状態になり、つりやすくなります。立ち上がって体を大きく伸ばすだけでも、縮こまった腹筋をほぐす効果が期待できます。

2. 運動前後のストレッチを必ず行う

いきなり高強度の腹筋運動を始めるのではなく、腰やお腹まわりをしっかり温めるようなウォームアップ(軽い体操やストレッチ)を行いましょう。

運動後もクールダウンを行って、血行を促進しつつ筋肉に疲労を残しにくくすることが大切です。

3. 水分・ミネラル補給を忘れずに

脱水や電解質(ミネラル)の不足は、筋肉がつる原因の代表格です。運動前後はもちろん、普段からこまめに水やミネラルを含む飲料を摂るように心がけましょう。

汗をかきやすい人は塩分やカリウム、マグネシウムなどの電解質もしっかり補給するとベストです。

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4. いきなりキツイ腹筋トレーニングは避ける

腹筋を効率よく鍛えるには、高負荷で低回数を意識したほうが筋肥大しやすい一方、いきなり高負荷をかけすぎるとつりやすくなることも。

自分に合った強度を見極めながら段階的に負荷を上げることで、急なトラブルを防ぎやすくなります。

まとめ
● 腹筋がつる原因

縮んだ状態が長い、疲労、脱水・ミネラル不足、神経の誤作動などが重なって発生しやすい

● つったときの対処法
おなかを伸ばすように体を反らし、痛みを和らげる

● 予防策
姿勢の見直し、水分・ミネラルの補給、適度なウォームアップ&クールダウン、休養の確保などを徹底する

参考文献 筋疲労および脱水が運動誘発性筋痙攣に及ぼす影響https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm1949/53/1/53_1_131/_pdf

監修者プロフィール

トレーナー山岸 慎

2011年からトレーナーとして、モデル・アーティスト・俳優のサポートを行う。現在はJリーガーなどトップアスリートをはじめ、運動初心者まで様々な身体レベルの方のトレーニング指導を行なっている。所有資格NSCA-CSCS。

パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS渋谷南平台
ストレッチリラクゼーションサロン ESL(エッセンシャル ストレッチ ラボ)

<Edit:編集部>

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