
2025年4月9日
ふくらはぎの筋肉が弱いと、こんなデメリットが!トレーナーも力説する「ふくらはぎを鍛えるべき理由」 (1/3)
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれる重要な筋肉。「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」と呼ばれ、腓腹筋(ひふくきん)とヒラメ筋の2つの筋肉で構成されています。
鍛えることで血流が良くなり、脚のむくみや冷えの改善に役立ちます。さらに、スポーツや日常の動作がスムーズになり、怪我の予防効果も期待できるとなれば、鍛えない理由がありません。
ふくらはぎを鍛えることで得られるメリットと効果的なトレーニング方法を、パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんが解説します。
ふくらはぎの筋肉が弱いと、どんなデメリットがある?
ふくらはぎの筋肉が弱くなると、まず影響が出やすいのが「足首の安定性」です。
ふくらはぎは、足首を支える主要な筋肉群のひとつであり、この筋肉が弱くなることで足首が不安定になりやすくなります。
足首が不安定になると……
足首が不安定になると、足底の機能も低下してしまいます。
足底の機能とは、歩行時や立位での衝撃吸収やバランス保持などの働きで、ここが弱ると足底アーチ(いわゆる土踏まず)の構造が崩れやすくなります。
足底アーチが崩れると……
足底アーチが失われると、歩行効率が低下し、太ももの前側(大腿四頭筋)などに余計な負担がかかります。
その結果、太ももの前側が張りやすくなり、お尻の筋肉がうまく使われなくなることでヒップの下垂にもつながります。
このように、ふくらはぎの筋力低下は局所的な問題にとどまらず、全身の運動連鎖に影響を及ぼし、姿勢やボディラインの崩れ、パフォーマンスの低下などにつながる可能性があるのです。
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