
【脇の下ストレッチ】腕の付け根の筋肉を“気持ちよ~く”伸ばそう
肩や腕がなんとなく重だるい、動かしづらい——それ、脇の下まわりの筋肉がこわばっているサインかもしれません。
脇の下は、腕の付け根や肩甲骨、背中につながる重要な筋肉の通り道。ここが硬くなると、腕の動きが悪くなったり、肩こりが悪化したりと、さまざまな不調につながります。
そんなときにおすすめなのが「脇の下ストレッチ」。体の奥にある筋肉までじんわり伸ばせて、ストレッチ後には腕がスーッと軽く感じられるはずです。
脇を伸ばすストレッチ
1.両腕を頭の後ろへやり、片腕の肘を反対側の手で掴みましょう。脇を伸ばすことができます
2.さらに上半身を斜め前へ倒すと、インナーマッスルに効かせることができます
上手に行うコツは「力を抜く」こと。
肩甲骨を動かす筋肉はインナーマッスルが多くなっています。インナーマッスルは体の深層部分にある小さい筋肉群で、だいたい全力の40%くらいまでで活躍しています。それ以上の力を発揮しようとすると、体の表面部分にあるアウターマッスルが幅を利かせてきます。
そのため、肩甲骨のパフォーマンス向上を図るのであれば、なるべく力を使わずストレッチするのがよいでしょう。
それでも肩甲骨周辺に効果を感じられない人は、アウターマッスルが硬すぎてインナーマッスルまで効果が届いていない可能性があります。
よい効果が出るよう、毎日続けてみてください。
プロフィール
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年・静岡県出身。小中大でバスケを指導し、独創的理論・論理的指導で体力テスト低水準校が県大会優勝するなど選手育成を得意とする。最高戦績は全国準優勝。
2019年度より旭川大学短期大学部准教授として、この理論を応用した幼児体育・健康の研究を行い北海道の子どもの体力向上に努める。またパーソナルストレッチやスポーツスタッキング、部活動改革にも取組む。
[HP] https://mt-a.jimdo.com
<Text:赤堀達也>