
プランクとスクワット、どっちが痩せる?消費カロリー&効果の違いを比較 (1/2)
プランクもスクワットも人気の自重トレーニング。でもどっちが痩せる?効果の違いは?
パーソナルトレーナー・森 竜次さんに聞きました。
プランクとスクワット、どっちが痩せる?トレーナーの回答
短期間で効率よく痩せたいなら「スクワット」をおすすめします。体幹を鍛えたい、姿勢を改善したいなら「プランク」が適しています。
しかし痩せる目的なら、両方を組み合わせる方が効果的です。スクワットで下半身の大きな筋肉を鍛えて基礎代謝を高めつつ、プランクで体幹を安定させることでフォームが良くなり、運動効率も上がります。
また、部分痩せを狙うのは難しいため、この2種目に限らず、全身をまんべんなく鍛えることが重要です。その方が結果的に痩せやすい体を手に入れやすくなります。
プランクとスクワットの効果と特徴を比較
プランクとスクワットは同じ自重トレーニングですが、得られる効果が大きく異なります。それぞれの効果と特徴を解説します。
プランクの効果と特徴:静止系+体幹中心を強化
プランクは、体を動かさずに姿勢を保つ静止系のトレーニングです。腹直筋(シックスパック)や腹横筋(インナーマッスル)、腹斜筋、脊柱起立筋をはじめ、体幹全体を鍛えることができます。姿勢改善や腰痛予防に役立ち、お腹まわりの引き締め効果も期待できます。
動作がシンプルで音を立てずに静かにできるため、自宅や集合住宅でも取り組みやすいのが強みです。初心者でも続けやすい一方で運動量は小さく、消費カロリーは少なめになります。
スクワットの効果と特徴:動的+下半身中心を強化
スクワットは、動的に体を動かす代表的なトレーニングです。大腿四頭筋、大殿筋、ハムストリングスといった下半身の大きな筋肉を中心に、体幹や脊柱起立筋も同時に鍛えられます。基礎代謝を高めることで消費カロリーが大きくなりやすいため、脂肪燃焼効果が期待できダイエットにも適しています。
また、下半身だけでなく全身を連動して使うため、筋力アップとエネルギー消費を同時に狙えるのが特徴です。短時間でも消費が大きい一方で、フォームを誤ると膝や腰に負担がかかりやすいため正しいやり方を意識することが重要です。
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