「懸垂10回」を毎日続けた結果、1ヶ月でどんな変化が期待できる? (1/4)
「懸垂を毎日10回、1ヶ月続けたら何が変わるんだろう?」シンプルなトレーニングだからこそ、続けた先の変化が気になりますよね。
懸垂は、特別な器具がなくても自分の体重だけで上半身を効率よく鍛えられる、コストパフォーマンスの高いトレーニングです。とはいえ、「本当に効果があるのか」「毎日やっていいのか」など、疑問もたくさんあるはずです。
この記事では、懸垂10回を1ヶ月続けたときに期待できる変化から、鍛えられる筋肉、正しいフォーム、回数が伸びないときの対処法まで解説します。監修は、まえだ整形外科リウマチクリニック院長・前田 俊恒先生です。
懸垂10回を1ヶ月続けると何が変わるのか
結論から言うと、懸垂10回を1ヶ月続けると、「見た目の劇的な変化」よりも先に、「体の使い方」と「筋力」の面で確かな変化を感じられます。
トレーニングを始めて最初の1ヶ月は、筋肉そのものが大きくなるというより、脳と筋肉の連携(神経系)が改善する時期です。この時期には、次のような変化が期待できます。
- 1回1回の懸垂が、以前より楽に感じられるようになる
- フォームが安定し、体のブレが減る
- 背中や腕に「効いている感覚」をつかめるようになる
- 握力やぶら下がる力が強くなる
- 姿勢が良くなったと感じる
筋肉が目に見えて発達してくるのは、一般的に2〜3ヶ月以降と言われます。ですから、1ヶ月の段階では「変化が小さい」と感じるかもしれません。
しかし、この時期に積み重ねた土台が、その後の見た目の変化につながっていきます。
懸垂はどこに効く?懸垂10回で鍛えられる筋肉部位
懸垂は「腕や背中のトレーニング」というイメージが強いですが、それだけでなく上半身を中心に多くの筋肉を同時に使う種目です。主に鍛えられる部位は次のとおりです。

広背筋:背中のもっとも大きな筋肉。逆三角形の体をつくる主役で、懸垂でもっとも鍛えられる部位です
僧帽筋・大円筋:背中の上部から肩にかけての筋肉。厚みのある背中をつくります
上腕二頭筋:いわゆる「力こぶ」。引く動作で大きく働きます
前腕・握力:バーを握り続けることで、自然と前腕や握力が鍛えられます
三角筋後部:肩の後ろ側の筋肉も補助的に使われます
体幹(腹筋・インナーマッスル):体を安定させるために、お腹まわりの筋肉も働きます
このように、懸垂はたった一つの動作で、上半身の広い範囲を効率よく鍛えられます。「時間がないけれど効率よく鍛えたい」という人にぴったりの種目ですね。
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