ヘルス&メンタル
2024年4月5日

オーバートレーニング症候群とは。練習しすぎは逆効果!ストイックな人ほど注意 (2/3)

オーバートレーニング症候群になりやすい人

真面目で練習熱心、ストイックな人が陥りやすい

とくに真面目で責任感があり、練習熱心なアスリートに多く起こりやすい傾向があるオーバートレーニング症候群。

「もっとがんばらなくては」と自分を追い込んだ結果として陥ってしまうのです。

オーバートレーニングのチェック項目

オーバートレーニングの症状は、人によってさまざまです。

ここに挙げたチェック項目のすべてが当てはまるとは限りませんが、もし該当するものがいくつかあれば、オーバートレーニングの可能性があります。

オーバートレーニング症候群から回復するには

休息以外に回復方法はない

オーバートレーニング症候群から回復させるための方法は、休養以外にありません。

不眠や不安感などの精神的な症状があれば、睡眠剤や抗うつ剤などの薬が処方されることがありますが、オーバートレーニング症候群は、薬で回復するものではないのです。

本人にとってみれば、長期間休養することによって周囲との差が広がるなど、焦りが生まれるかもしれません。しかし、ここで無理をしてトレーニングを続けてしまえば症状がさらに悪化し、復帰までの時間がより長くかかってしまいます。

軽い運動もNG

「軽い練習なら大丈夫かな」「ジョギングくらい問題ないだろう」などと、カラダを動かしたくなる選手は少なくありません。

しかし、いざ始めてしまうと熱中して運動量が多くなったり、運動強度が上がってしまう場合があるので注意が必要です。

なお、休養期間中の選手の心理面を支えるためには家族やチームの監督、コーチ、チームメイトなど、周囲の人たちのサポートが欠かせません。

オーバートレーニング症候群を防ぐには

オーバートレーニング症候群を防ぐためには、日頃からコンディショニングチェックを習慣づけておくことがポイントです。

具体的には、以下を確認します。

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