フィットネス
2024年5月13日
マラソンランナーのためのスクワット講座。初心者・長距離・スプリンター別に解説 (2/3)
長距離ランナーがスクワットを行うときのポイント
長距離ランナーは、練習でもレースでも長い距離を長時間かけて走ります。走る動作を数えきれないほど繰り返すことによって、筋肉や関節、靭帯に大きな負担が蓄積されていくのです。
とくにランニングフォームに問題があるランナーは、走れば走るほど足の筋肉が不均衡になりがち。多くの場合において、そのことが膝周辺の故障に繋がってしまいます。
スクワットは膝周辺の筋肉を強化するとともに、不均衡を正し、バランスのよい安定した関節づくりに役立ちます。
結果として、故障の予防やリハビリに大きな効果が期待できるでしょう。
レース終盤で姿勢が崩れる問題もスクワットが役立つ
また、レースの終盤になって姿勢が崩れてしまうランナーは、大腿四頭筋と体幹のどちらか、あるいは両方が弱いことがおもな原因と考えられます。
その点、スクワットは大腿四頭筋と体幹の両方を同時に鍛えることができます。
低重量・高回数で行う
長距離ランナーに大きな筋肉は必要ありません。したがって、筋トレは低重量・高回数が基本になります。スクワットは自重で行うか、バーベルを使うときでも軽い重量で充分です。
次:スプリンター、あるいはスピードをつけたいランナーがスクワットを行うときのポイント