フィットネス
2023年6月14日
スクワットができない原因とは。深くしゃがめない、姿勢が崩れる、倒れる、膝が痛い (1/3)
スクワットは、よく「King of Exercise(筋トレの王さま)」と呼ばれます。
時間がなく、ひとつだけ筋トレ種目を選ぶなら、スクワットだと答えるトレーナーも多いでしょう。これはスクワットが多くの筋肉や関節を使う複合動作であり、下半身の大きな筋肉を鍛えるために最適な種目であるからと思われます。
スポーツのパフォーマンスを向上させる、脂肪を燃やす、怪我のリスクを減らすといったさまざまなメリットがあります。
スクワットは、椅子に腰かける、しゃがんで地面に置いたモノを持ち上げるなど日常動作に近い動きであり、本来であれば人間の身体は自然に正しいスクワットのフォームが取れるようになっています。
もし身近に赤ちゃんや幼児がいたら、しゃがんでいるところをよく見てください。きっと、完璧なスクワットの姿勢を取っていることに気がつくでしょう。
正しいスクワットの姿勢とは
幼い子どもは、写真のような姿勢を長時間にわたって維持することができます。そのポイントは以下の通りです。
- 両足は肩幅まで広げる
- お尻を後方に突き出し、次に下げる
- お尻が膝より低くなるまでしゃがむ
- 背筋の自然なカーブを維持する
- かかとは常に地面に着ける
- 両膝をやや外側に開く
ところが大人になるにつれ、スクワットを正しいフォームで行うことが難しくなります。特に普段から運動量が少なく、座りっぱなしの時間が長い人はその傾向が顕著になるでしょう。
もちろん、トレーニングによって身体本来の機能を取り戻すことは可能です。だからこそ筋トレには価値があるわけなのですが、回復過程においてさまざまな問題が起こります。
ケースごとに原因と対策を見ていきましょう。