
フィットネス
2024年5月7日
タバタ式トレーニングとは。効果とやり方、メニュー、HIITとの違い (2/3)
筋トレ効果はある?
タバタはきつく、激しい筋肉痛に見舞われることもしばしば。そのためか、なんとなく筋トレ効果も高いように思われがちです。
しかし、タバタのターゲットはあくまで心肺能力となります。筋力強化という点では、他の一般的な筋トレと比べて大きな効果はありません。
マラソントレーニングになる?
マラソンに必要なのは心肺能力と強い脚であり、タバタで鍛えられるのはおもに心肺能力です。いくら心肺持久力が上がっても、42キロを走りきる強い脚力がなければマラソンは走れません。
タバタとHIIT(ヒット)トレーニング、違いは?
「HIIT」に似ているなと思ったトレーニーもいるかもしれません。HIITも高強度インターバルトレーニングですが、効果とやり方に違いがあります。
やり方の違い
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HIITの基本のやり方
時間を定めて『筋トレ⇒有酸素運動⇒休憩』を繰り返す
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タバタトレーニングの基本のやり方
20秒間の強度の高い運動⇒10秒間の休息(あるいは負荷の軽い運動)を1ラウンド×8回繰り返す
タバタトレーニングは、HIITよりも時間や回数といったルールが厳密に定められています。
効果の違い
また、メイン効果にも違いがあります。
- HIIT最大の効果は「短時間で脂肪燃焼が期待できる」こと
- タバタトレーニング最大の効果は「心肺能力の向上が期待できる」こと
タバタトレーニングのやり方
基本のやり方
強度の高い運動(20秒間)+休息または負荷の軽い運動(10秒間)=8回繰り返す
どんな運動がよいか
タバタトレーニングでは、運動の種類はとくに指定されません。
重要なのは1~8ラウンド目までを通して、20秒間を最大心拍数に近いレベルで休みなく動き続けることです。
20秒間、休みなく動き続けられなくてはならないため、動作ごとに休憩が必要な種目や、予備動作が必要である筋トレ種目は向いていないでしょう。
逆に言えば、20秒間連続で行えないのであればタバタには不向きの種目となります。
では、どんな種目でタバタトレーニングを行うとよいでしょうか。