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2020年12月23日

現役ランナーおすすめの無料ランニングアプリ。マラソン練習から食事、トレーニング管理まで

 ランニングアプリといえば、タイムや走行距離、練習頻度などトレーニングの記録を管理するものが思い浮かぶでしょう。それ以外にも、食事管理やモチベーションキープなど、さまざまなサポートをしてくれるスマートフォンアプリが山ほどあります。

 今回は、ランナーである筆者が実際に使用しているものの中から、iPhone(アイフォーン)・Android(アンドロイド)のオススメアプリをご紹介します。

1.コース作りに役立つ「キョリ測」

 街中でランニングを行う際、走りたい距離・時間に応じてコース設定してから走る人が多いでしょう。もちろんコースを決めず、手元のGPSウォッチで計測しながら適当に走るのも1つの方法です。しかし、あらかじめコースを決めてから走りたい場合、「キョリ測」を使ってみてください。

 このアプリは、スマホ画面に表示された地図をタップすることで、タップした地点間の距離が自動で計測されます。点はいくつも増やすことが可能。タップしながら目標とする距離になるようコースを設定できるほか、「この駅まで走ったら何kmかな?」などの確認にも最適です。

 いわゆる地図アプリと違う点は、道路に沿っていなくても距離が設定できる点。たとえば公園内の道や河川敷の草原だって、自由にコースとして計測できます。なお、パソコン版も用意されているので、大きな画面でコース設定したい方はこちらもオススメです。

キョリ測
《ダウンロード》iOS(iPhone)Android

2.ピッチを管理する「メトロノーム系アプリ」

 ランニングはリズムが大切です。そのため、ぜひ1分間あたりのピッチ(足の回転数)を計測してみましょう。一般にランニングで効率的とされるピッチは1分間180回。マラソン選手の走りを見ていても、これに近しいピッチが多いようです。

 ピッチ計測機能がついているGPSウォッチなどもありますが、画面で確認しながら走るのは煩わしいでしょう。そんなとき「メトロノームアプリ」を活用してみてください。自由にピッチが設定でき、音でリズムを確認できます。つまり、その音に合わせて身体を動かせばよいのです。

 ランニング時はもちろん、自宅などでリズムに合わせた腕振りの練習もオススメ。さらに、その場でもも上げなど行うのもよいでしょう。同じピッチで動作を繰り返すことで、自然とリズムが身体に馴染み、やがてアプリを使わなくても一定のピッチを維持できるようになるはず。メトロノームアプリは多様ですが、iOS・Androidそれぞれオススメのタイトルを以下に記載します。

メトロノーム - ビート, テンポ と リズム
《ダウンロード》iOS(iPhone)
メトロノームのビート

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3.毎日の食事から栄養管理ができる「カロママ」

 ダイエットはもちろん、ランニングで高いパフォーマンスを発揮したいなら、日々の栄養管理がとても大切です。カロリー計算はもちろん、食事でどれだけの栄養素を摂取しており、バランスに偏りなどはないのか管理しましょう。

 「カロママ」は、食事だけでなく体重などの身体情報、運動履歴などを記録できるため、情報が数値で見える化されます。さらに食事メニューを記録すると、AIが食事量や栄養素などを分析してアドバイスを送付してくれます。食事の記録は手入力で選ぶだけでなく、写真を送るだけでもOKという手軽さが魅力です。

カロママ AI管理栄養士がダイエットサポート
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4.インターバル系のトレーニングに役立つ「Seconds」

 インターバル走を行う際には、ランニングと休憩をしっかりタイムコントロールすることが重要です。もちろんウォッチを見ながらラップで管理することもできますが、インターバル機能の付いていないものだと扱いにくいでしょう。そんなとき、「Seconds」を試してみてください。

 インターバルの内容に応じてタイマーを自由設定できるほか、高強度トレーニングでは欠かせない心拍計測も、Bluetooth接続で機器と連携可能です。音楽を流すこともできるなど、インターバル系トレーニングに最適化されています。HIITトレーニングやタバタ式トレーニングにも活用可能です。

Secondsインターバルトレーニングタイマー 
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[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。また、ランニングクラブ&レッスンサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室やランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com / http://www.wild-move.com

<Text:三河賢文/Photo:Getty Images>