フィットネス
2023年6月20日

【握力の鍛え方】どこの筋肉を鍛える?最強トレーニング4種目│握力強化のメリットとポイント (2/3)

背中や腰まわりの筋トレには握力が欠かせない

皆さんが思っている以上に、筋トレには握力が必要です。とくに背中(背筋)や腰部の大筋群を鍛えるエクササイズには握力が欠かせません。

たとえばバーベルやダンベル、マシンのバーなどを握って引っ張るプル系エクササイズは、握力が弱いと高重量を扱うことができないでしょう。

懸垂やデッドリフトやベントオーバーロウ、ラットプルダウンなどでも先に握力がなくなり、動作が止まってしまう人も少なくないはずです。

高重量でも耐えられる握力をつけることで、目的の筋肉にも大きな刺激を与えることができるようになります。

スポーツパフォーマンスも左右する

スポーツには用具を使う種目が数多くあります。また、用具もバットやラケット、ボールなど、形や大きさ、重さまでさまざまです。

それらを上手にコントロールするためには、握力が重要となります。握力が弱ければ、それらの用具にうまく力が伝わらずパフォーマンスが低下するでしょう。

また、疲れて握力が低くなってきたときは、ホールド力の差がさらに大きくなって結果に現れるはずです。

日常生活でも握力があると便利

  • 重い荷物や買い物袋を運ぶ
  • ビンのふたを開ける
  • タオルを絞る

など、日常生活で握力が必要な場面はたくさんあります。握力を鍛えるだけで、日常生活のパフォーマンスも向上するのです。

握力を効果的に鍛えるためのルール

高頻度のトレーニングは要注意

握力のトレーニングを高頻度で行う場合は注意しましょう。

前腕部の筋肉は小さいため、あまり高頻度で鍛えすぎると疲労が取れません。結果、オーバーワーク状態になってしまい、肘や手首の痛みにつながる場合があります。

また、握力は他の部位のトレーニングでも使われることが多く、疲れが取れにくい部位です。握力を鍛えるときは、他の部位をトレーニングしている際と同様、1~2日は休息日を作るようにしましょう。

プル系の筋トレでも握力は鍛えられる

普段からデッドリフトやベントオーバーロウなどのプル系エクササイズを高強度で行っている人は、同時に握力も鍛えられているはずです。

もっと握力を強化したいという人は、高重量を扱うようにすると、自然と握力もついてくるでしょう。

さらに握力をターゲットにするのであれば、ファットグリップと呼ばれるバーベルに厚みをつけられるグッズもオススメです。

握力をつけるスポーツを行うのも効果的

手軽に遊び感覚で握力強化に役立つスポーツが「ボルダリング」です。さまざまな形のグリップを握りながらカラダを持ち上げるため、常に握力のトレーニングになっています。

筋トレはちょっと……という人は、遊びながらできる運動で強化してみましょう。

では、握力が低いことによるデメリットとしては、どんなものが挙げられるでしょうか。

握力が低いと、こんなデメリットが!

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