お尻の筋肉を鍛える筋トレ|臀筋を鍛えるメリットと、ヒップアップトレーニング4選 (2/2)
ドロップランジ
- 両足を肩幅より大きく開きます
- 左足を右後ろに交差させてしゃがみます
- 立ち上がって 元の姿勢に戻ります
10回×2~3セット行いましょう。
ファイヤーハイドラント
- 四つん這いになり、膝を外側に持ち上げます
- ゆっくりと元に戻し、反対側も同じように持ち上げて戻します
膝がお尻と同じくらいの高さになるのが目安
10~20回×2~3セット行います。動画でも動きをチェックしてみましょう。
お尻の筋肉はなぜ重要なのか
姿勢をよくし、脚を長く見せる
お尻は「抗重力筋」のひとつ。
抗重力筋とは、立っている時に重力に負けないよう対抗して働く筋肉です。その抗重力筋が弱ると、姿勢が重力に負けて崩れることになります。
たとえば、猫背で姿勢の悪い人は、頭が前に出てしまいます。そのままだと前に倒れてしまうので、バランスを取るために背中は後ろへ倒れ、腹部とお尻を前に出して前後のバランスを取ろうとします。
そのような姿勢ではお尻の筋肉が垂れてしまい、脚が短く見えてしまうのです。脚の長い人は姿勢がいい理由は、ここにあります。
坐骨神経痛の症状を抑える
また、坐骨神経痛の症状にも、お尻の筋肉が関係しています。
お尻の奥にある梨状筋(りじょうきん)という筋肉が固まると、そのすぐ下を通っている坐骨神経を圧迫します。
すると、お尻・太もも・ふくらはぎ・足先のいずれか、もしくは複数や脚全体に、痺れ・痛み・張り・冷え・灼熱感といったようなつらい症状が出ることになるのです。とくに、長時間座っている人や運動不足の人は注意が必要です。
このように、お尻の筋肉は見た目のプロポーションに関わるだけでなく、健康にも関係する筋肉です。
関連記事:【坐骨神経痛ストレッチ】超簡単!梨状筋をほぐすポーズ
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今回のトレーニング動画をおさらい
[プロフィール]
赤堀達也(あかほり・たつや)
1975年・静岡県出身。小・中・大学でバスケを指導し、独創的理論・論理的指導で育成する。体力テスト最低水準校で県優勝、無名選手達で東海1部にスピード昇格。最高は全国準優勝。
4月より群馬医療福祉大学助教から旭川大学短期大学部准教授となり、バスケで培った理論を応用して幼児体育・健康の研究を行う。またパーソナルストレッチやスポーツスタッキング、部活動改革も取り組んでいる。[HP] https://mt-a.jimdo.com
<Text:赤堀達也>