フィットネス
2024年3月27日

背中のダンベル筋トレ|背中の筋肉(広背筋・脊柱起立筋・僧帽筋)トレーニング5選 (2/2)

背中を構成する筋肉

背中についている筋肉は複数あります。

  • 脇から腰にかけて走行している「広背筋(こうはいきん)」
  • 背骨の両脇に走行している「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」
  • 首から背中の真ん中あたりまで走行している「僧帽筋(そうぼうきん)」

背中筋トレ 背筋筋トレ

▼それぞれの働き

広背筋 開いた腕を閉じたり後ろに挙げたり、引っ張る動作の時に力を発揮する
僧帽筋 肩甲骨を動かしたり、逆に肩甲骨を安定させ固定する
脊柱起立筋 体を安定させるため常に働いている

それぞれ違う働きを持っているため、鍛えるエクササイズも異なります。バランスのよい広い背中を作るためには、背中の筋肉は個別に鍛えていく必要があります。

背中の筋肉はなぜ鍛えにくいのか

背中は鍛えにくい部位と言われています。その理由を探ってみましょう。

動きを目で見ることが難しい

筋肉の動きを見ながらエクササイズを行うと、動かしている筋肉を意識しやすなります。しかし背中は、エクササイズ中に筋肉の動きを目で見ることができません。そのため、筋肉を意識しにくいのです。

また、自分の背中にどのくらい筋肉がついているかも見ることが少ないでしょう。とくに初心者は、どうしても見やすいカラダの前面を重視して鍛えてしまいます。

腕の力でも動作ができてしまう

背中の筋肉を鍛えるローイング動作は、腕の筋肉「上腕二頭筋」を使って動作することがほとんどです。動きを真似ているだけだと、背中の筋肉よりも腕を多く使ってしまいます。

その結果、腕ばかり疲れてしまうことが起こりやすいと考えられます。これらの理由から、背中の筋肉は鍛えにくいと言われているのです。

背中の筋肉はなぜ鍛えにくい?筋トレのローイング種目が難しい理由と効果的な鍛え方 より

背中を鍛えるときは、ターゲットとする筋肉に効いているかどうか集中しながら行う必要があります。鏡を見ながらトレーニングをするのも、意識が集中しやすいためおすすめです。

筆者プロフィール

和田拓巳(わだ・たくみ)

プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。医療系・スポーツ系専門学校での講師のほか、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。現在、さまざまなメディアで多くの執筆・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信している。日本トレーニング指導者協会(JATI-ATI)の認定トレーニング指導者
公式サイト公式Facebook

<Text:和田拓巳>

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