フィットネス
2024年5月10日
肩を鍛える筋トレ「ショルダープレス」のやり方(ダンベル&バーベル) (2/3)
ショルダープレスの注意点
手首は肘の真上に置く
動作中、ダンベルを持った手は常に肘の真上に位置させましょう。
動作に慣れていない人は、手が頭より前方に出たり、内側に入ってしまうことが多いようです。そうすると以下の危険性が高まります。
- 肩への刺激が逃げてしまう
- 肘への負担が増える
- 動作が不安定になって体勢を崩す
姿勢を安定させる
高重量を扱うときは姿勢が崩れやすく、動作が安定しないことがあります。
その場合、アジャスタブルベンチ(背もたれの角度を変えることができるベンチ)を垂直に立てて座り、背中を背もたれにつけて動作を行うとよいでしょう。
重いウエイトを頭上へ持ち上げるショルダープレスは、体勢を崩したり、つぶれたときに肘や手首などを傷める危険性が高い種目です。
高重量で行うときは、サポートについてもらうことで安全で効果的に行うようにしましょう。
ショルダープレスで鍛えられる部位
- 上腕二頭筋
- 上腕三頭筋
- 三角筋(肩)
バーベルを使ったショルダープレスの場合
ダンベルショルダープレスに慣れたら、バーベルを使ったショルダープレスに挑戦してみましょう。
バーベルを顔の前から下ろす「フロントプレス」
バーベルの軌道が顔の前を通るのをフロントプレス(バーベルショルダープレス)といい、三角筋の全部を刺激することができます。
- バーベルを肩の高さに合わせ、パワーラックにセットする
- バーベルを担ぎ、頭上まで持ち上げる。バランスを崩さないよう、足幅は広め
- バーベルを顔の前に通すように移動させながら、肘を曲げてバーベルを下ろす
- 肘の角度が90度になるまで下ろしたら、バーベルを持ち上げて元の姿勢に戻る
ダンベルショルダープレスに比べ、姿勢や動作を安定させるのが難しいエクササイズです。
そのため、最初はバーベルシャフトのみなど軽い負荷から行い、動作やフォームを確認してから重量を増やしていきましょう。
バーベルを持ち上げるときに腰を反りやすく痛めやすいので、体幹部に力を入れて上体を安定させてください。腰に不安がある人は、ウエイトベルトなどを使用するといいでしょう。
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