公園で筋トレ│「つり輪」エクササイズで全身をくまなく鍛える (2/2)
上級者向けつり輪ワークアウト
サイド・アーム・エクステンション
◎つり輪の高さ
指定なし
◎やり方
腕立て伏せや懸垂で肘を曲げた姿勢から、片腕を真横に伸ばして静止します。左右交互に行ってください。両腕を同時に伸ばす「十字懸垂」もありますが、それは体操選手のレベルになります。
◎鍛えられる筋肉
腕、肩
マッスルアップ
◎つり輪の高さ
高
◎やり方
リングにぶら下がった状態から、上半身を一気にリングの上まで持ち上げましょう。
体を前後に振った勢いを利用するやり方(キッピング)と、まっすぐに上下するやり方(ストリクト)があります。筋力も鍛えられますが、むしろ体重移動のタイミングが大きな要素です。
◎鍛えられる筋肉
腕、肩、背中、腹筋
逆立ち腕立て伏せ
◎つり輪の高さ
指定なし
◎やり方
頭を下にして、腕を伸ばして体を支えます(倒立)。この際、ロープに足を絡ませますが、最上級者になると支えなしに両足を空中で揃えることも可能です。
次に、肘を屈曲させて体を上下させましょう。写真ではつり輪が低い位置から行っていますが、最上級者はさらに高い位置となります。ホールドやマッスルアップの後に、続けてこの動作を行うこともできます。
◎鍛えられる筋肉
腕、肩、背中、腹筋
紹介した以外にも、つり輪を使ったワークアウトは無限にあります。子どものいる方なら、よろこんでもらえる遊具にもなるでしょう。つり輪にぶら下がり、体を揺らすだけで子どもたちには楽しいようです。ブランコと同じですね。
関連記事:
公園で筋トレ│鉄棒を使った「マッスルアップ」トレーニングで体幹を鍛える
公園で筋トレ│鉄棒(チンニング)トレーニングでマッチョな体を作る
[筆者プロフィール]
角谷剛(かくたに・ごう)
カリフォルニア在住。公認ストレングス・コンディショニング・スペシャリスト(CSCS)、コーチング及びスポーツ経営学修士(コンコルディア大学)、CrossFit L1 公認トレーナー、TVT高校クロスカントリー部監督、ラグナヒルズ高校野球部コーチ。著書に『大人の部活―クロスフィットにはまる日々』(デザインエッグ社)がある。
Facebook: https://www.facebook.com/WriterKakutani
<Text & Photo:角谷剛>