2021年8月20日

【2種目だけ】シンプル簡単!HIIT(ヒット)トレーニングメニュー (1/3)

 短時間で体脂肪を落とす高強度インターバルトレーニング「HIIT(ヒット)」のワークアウトは、運動と休憩のサイクルを繰り返すという、いわば運動負荷をゼロか100かに切り換えるよう設定されています。

 こうしたHIITは短時間で高い脂肪燃焼効果を持ち、心肺能力を高めるだけではなく、脳の健康にさえ恩恵があることが数々の研究で証明されています。

 しかしその効果を上げるためには、常に自分の身体に刺激を与え続けなくてはいけません。いつも同じサイクルでトレーニングを続けていると、身体は刺激に慣れてしまい、効果が出にくくなります。

 そこで今回は、休憩なしで高強度運動と低強度運動を繰り返すHIIT「High-Lowインターバル」を紹介します。

「High-Lowインターバル」とは

 High-Lowインターバルは、高強度運動と低強度運動を、休息を挟むことなく、交互に繰り返すワークアウトです。

 その狙いは、普段とは異なるアプローチによる心肺能力の向上です。High-Lowインターバルは、身体を動かすために用意された2つの異なるエネルギー・システムを同時に活用します。その2つとは「有酸素パワー」と「無酸素パワー」です。

 高強度運動を行うときは心拍数が上がり、無酸素パワーを高めます。反対に低強度運動を行うときは心拍数がやや下がり、有酸素パワーが多く使われるのです。

High-Lowインターバルの効果

 このように強度を変化させながら運動を一定時間継続することは、多くの「走る」スポーツと共通しています。たとえば、サッカーやラグビーなどのフィールド球技では、ゲームの最初から最後まで全力で走り続けるわけではありません。しかしプレイの途中、完全に立ち止まって休息をとることもないでしょう。激しい動きをしていないときでも動きながら休み、体力を回復させる能力が求められます。

 こうしたことからHigh-Lowインターバルは、スポーツ・パフォーマンスの向上に直結した「実践的な」トレーニング形式であるとも言えるでしょう。

 一方では、筋肉の成長を刺激する効果をやや犠牲にすることにもなります。瞬発力向上や筋肥大効果をトレーニングの最大目的とする人は、従来通りの休息を十分に取るインターバル形式が向いているでしょう。

関連記事:4分間のHIIT「タバタ式トレーニング」とは。効果とやり方、実践メニュー、よくあるギモンを解説

High-Lowインターバルの基本的なやり方

1ラウンド1分×5~10ラウンド=最大10分間

 High-Lowインターバルでは、高強度運動と低強度運動を、休息を挟むことなく1分間繰り返します。

 1分を1ラウンドとして、全体で5~10ラウンド。最大でも10分間ということで短く感じるかもしれませんが、高強度運動は全力を出すことが必要です。トータル時間をこれ以上長くすると、それが困難になります。

高強度運動と低強度運動の比率は1:1~1:5

 高強度運動と低強度運動の比率は1:1(高強度30秒、低強度30秒)から1:5(高強度10秒、低強度50秒)が目安です。運動の種類や体調によって調整してください。ただし、高強度運動が低強度運動より長くならないように注意してください。

 高強度運動にはスクワットのような多関節運動やスピードを高めた全身運動が向いています。そして低強度運動には、ゆるやかな動作かあるいはアイソメトリックのような静止した運動が向いているでしょう。

 高強度運動のときは息が上がっても構いませんが、低強度運動では呼吸に注意して、次のラウンドに向けて息を整えることを心がけます。

 まとめると以下となります。

1ラウンド1分×5~10ラウンド

最大10分間

高強度運動と低強度運動の比率は1:1~1:5

高強度運動が低強度運動より長くならないように注意する

高強度運動のメニュー

多関節運動(スクワット、腕立て伏せなど)や、スピードを高めた全身運動(マウンテンクライマー、バーピーなど)がおすすめ

低強度運動のメニュー

ゆるやかな動作やアイソメトリック運動(プランク、ランジなど)がおすすめ

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