フィットネス
2021年5月4日
重いものを持って歩くだけ!「ファーマーズ・キャリー」ってどんなトレーニング? (2/3)
ファーマーズ・キャリーの動作
ファーマーズ・キャリーの動作はシンプルで、トレーニング歴が浅い人でも簡単に始めることができます。
腰とひざを曲げ、体を低くして器具を握る
まず、地面に置かれた器具を持ち挙げるところから始まります。腰とを曲げ、体を低くして、両手に器具を握ります。そして、背筋の自然なカーブを保ったまま立ち上がりましょう。
この初動部分は、デッドリフトのフォームとほぼ同じです。無理な重量に挑んだり、不用意に体を折り曲げると、腰や背中を痛めることがありますので注意してください。
筋トレやランニングと同様、初心者はごく軽い重量と短い距離から始め、慣れるにしたがって徐々に負荷を高めていきましょう。
立ち上がり、体軸をまっすぐに保つ
立ち上がった後は、体の両側で器具をしっかり握り、体軸をまっすぐに保ちます。肩や背中、腹筋に力を入れて、体が前後左右に傾かないようにしましょう。
歩くペースは一定に保つ
歩くペースは一定に保ちます。競技のときはやむを得ずペースを上げることもありますが、トレーニング目的であれば、早足になる必要はありません。むしろ、かえってトレーニング効果を損なってしまいます。
器具を地面に置くときは、ヒザと腰を曲げゆっくり下ろす
目標の距離・歩数に到達した後、途中で立ち止まるとき、器具を地面に下ろすときには注意が必要です。持ち上げたときと同様に背筋の自然なカーブを保ち、ヒザと腰をしっかりと曲げて、静かに下ろしてください。
重量負荷を増やしていくときは、安全確保とカラダの故障防止がもっとも重要です。動作中はつねに背筋の自然なカーブを保てること。そして、一定のペースで歩くことを目安にしてください。
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