五月病の様子
2023年5月10日

五月病になりやすい人の特徴とは。こんな症状が続くなら要注意! (2/2)

また、食事は一品で済ませるのではなく、主食・副菜・主菜を組み合わせましょう。栄養バランスやカロリーを考慮し、ジャンクフードやコンビニ弁当、惣菜などを摂り過ぎないことも大切です。

そして、質のよい睡眠を確保しましょう。良質な睡眠は、疲労回復だけでなく、感情や記憶の整理、組織の修復、免疫向上などにも役立ちます。

適度な運動でストレス発散 

適度に運動することはストレス解消になります。また、からだの緊張をほぐして、リラックスさせる効果も期待できます。

天気のよい日には散歩やジョギングなどを行ってみましょう。

2人で外をウォーキング

ストレスマネジメントを取り入れる

環境の変化や多忙によりメンタルの不調を感じやすい人は、何でも一人で抱え込むタイプが多い傾向にあります。そのため、ストレスの回避方法を知っておくとよいでしょう。

何でも完璧にやろうとしない、人に頼れるところは頼る、メリハリをつけて休むときはしっかり休む、疲れを自覚するなど、一人で抱え込まない工夫をすることが大切です。

慣れない環境に直面すると、人はなんとかなじもうとしますが、無理は禁物です。できないことは相談して、周りのサポートを得ることもスキルの一部だと考えましょう。

ストレスをためやすい人には漢方もおすすめ

ストレスをためやすい人は、漢方薬を活用するのもおすすめです。

ストレスや緊張、過労、不規則な生活が続くと自律神経は乱れ、心身に悪影響を及ぼすと考えられています。自律神経の乱れに対しては、以下のような漢方薬を選び、根本改善を目指します。

  • 血流をよくして自律神経の乱れを整える
  • 鎮静作用で心を穏やかにする
  • 気分の落ち込みを改善する
  • 消化・吸収機能を改善してからだの内側から心を元気にする

漢方薬は心とからだ全体のバランスを整えるので、漢方薬を活用すればストレスに負けないからだを手に入れることができます。

ストレスをためやすい人におすすめの漢方薬

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)

体力が低下して、虚弱な人に向いています。イライラや興奮などの神経の高ぶりを抑えて精神を安定させます。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

体力が中程度の人に向いています。滞った気の流れを整えることで、塞いだ気分やめまい、意欲の低下などを改善します。また、ストレスや不安による胃腸の不調にも使われます。

ストレスの感じ方は人によって異なり、原因を特定するのは難しいですよね。また、漢方薬は症状や体質によって使い方が異なるため、選ぶときには詳細まで考慮する必要があります。

しかし、自分の状態や体質にうまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

たくさんの漢方薬から、自分に合った漢方薬を見つけるには「あんしん漢方」のようなオンライン漢方サービスを利用しましょう。漢方に精通した薬剤師とAIがあなたに効く漢方薬を見極めて、お手頃価格で自宅に郵送してくれるので、気軽に漢方を始めることができます。

ストレスをうまく発散して五月病を乗り越えよう

毎日生活していると、我慢やプレッシャー、ストレスは避けられないものです。しかし、それをためずに自分なりの解消法でうまく発散できるようになると、心の負担は軽くなるでしょう。

趣味を楽しむ、からだを動かすなど、爽快感や達成感を得られるものがおすすめです。また、悩みを紙に書き出してみるのもいいでしょう。悩みが明確になり、新しい視点から物事をみられるようになるかもしれません。

参考URL:
厚生労働省 e-ヘルスネット 快眠と生活習慣

ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒(医療用)

ツムラ半夏厚朴湯エキス顆粒(医療用)

<この記事を書いた人>
相田彩
薬剤師。昭和薬科大学薬学科卒業。総合リハビリテーション病院、精神科専門病院、調剤薬局に勤務するなかで、漢方薬が使用される症例の多さと、体質や症状に適した漢方を使用することの重要性を実感する。漢方薬の力をより多くの方に広めるために、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。
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<Edit:編集部>

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