2023年6月15日
冷凍野菜は“栄養がない”ってホント?冷凍保存に不向きな野菜とは (2/2)
冷凍に向いていない野菜(栄養素)は?
- レタス
- 水菜
- ブロッコリー
などの野菜が、冷凍に不向きだと言えます。
これらの野菜は、水分量が多く、水に溶けやすく熱に弱い「水溶性ビタミン(ビタミンC、ビタミンB群、カリウムなど)」が豊富に含まれています。水溶性ビタミンは下処理、冷凍過程で細胞壁が壊れ、解凍したときに流れ落ちる水分と一緒に栄養価が失われると考えられます。
冷凍のままスープや煮物に使用すれば栄養を余すことなく摂取できますので、食べ方を工夫していただければと思います。
冷凍に向いている野菜(栄養素)は?
- ほうれんそう
- 小松菜
- かぼちゃ
- にんじん など
上の野菜は、冷凍に向いている野菜と言えます。
これらの野菜は、水に溶けにくく、熱に強い栄養素である「脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなど)」、生野菜と比べて栄養価に差がない「ミネラル(食物繊維、カルシウム、マグネシウムなど)」などが豊富で、冷凍に向いていると考えられます。
※本記事はMELOSで公開された記事『冷凍野菜って栄養あるの?管理栄養士が解説』を再編集したものです。
<Edit:編集部>
1 2