
心が壊れている人によく見られる顔つきや特徴、心が壊れる5つの前兆[臨床心理士監修] (1/5)
心が壊れる前には、前兆としてとあるサインがあらわれることがあります。とくに、顔つきや言動にはいくつかの特徴があります。公認心理師・臨床心理士の町田奈穂さんに聞きました。
「心が壊れる」とはどんな状態か
「心が壊れる」具体的な状態は、個人の経験や状況によって変化するため、人によって異なります。
本記事では、「持続的に気分が沈み、何も考えられない・何も手につかない」ような状態を指すことにします。
心が壊れている人に多い顔つきとは
- 表情の変化が乏しい
- 笑顔がない、あるいは、常にニコニコしている
以前はそうでなかったのに、常に一定のトーン、一定の表情で話すようになった方は、心が壊れている傾向がとても高いです。
とくに、楽しいことや好きなことをしても笑顔が少なかったり、お笑い番組を見ても笑わなかったりという方は要注意です。
反対に、常に笑顔の方にも注意が必要です。
自身の辛い経験についても、「別に大したことないよ〜」と傷ついた様子を見せずに話すことは、心理学的に「抑圧」といって、本来の辛さと向き合う心の状態でないために、感情を無理に抑え込んでいる状態だと考えられます。
心が壊れている人に多い特徴
心が壊れている人は、外見や顔つきに特徴があることが多いようです。ひとつの目安としてチェックしてみると良いでしょう。
- 髭を剃っていない・メイクをしていない
- ヨレヨレの服を着ている
- 臭いなど不潔さが気になる
心が壊れている人は、感情が鈍化したり無気力感があらわれたりすることがあります。そのため、外見や身なりに対する興味が極端に低下し、このような傾向があらわれることがあります。
匂いなどは、本人よりも周りが気づきやすい特徴のひとつです。もし周りにこれらの特徴が当てはまる人がいれば、注視しておくと良いでしょう。
他にもある! 心が壊れている人に多い傾向
- デスク周りやカバンの中が異様に汚い
- 家が汚い・ひどく散らかっている
仕事や子育てで目まぐるしい忙しさの中、「片づけてられない!」という方もいらっしゃるでしょう。日々本当にお疲れ様です。
もちろん、時間的に片付けが難しい方もいらっしゃいますが、それは「休息の時間が取れていない」とも言えます。
毎日しっかり休めていますか? 趣味や睡眠のための時間は確保できていますか? 気づかないうちに心がパンクしてしまっているかもしれません。