2023年12月1日

専門家が解説!ストレスが多い中年男性こそ「コラーゲン」を摂るべき3つの理由

コラーゲンといえば、お肌にいいとか、効果がないとか、どちらかといえば美容面で関心を集めていました。しかし、コラーゲンは女性だけではなく全世代にとって必要な成分です。なんと、薄毛・シミ・脳卒中・認知症にも効果的だというのです。

愛媛大学大学院抗加齢医学(新田ゼラチン)講座教授(兼・愛媛大学医学部附属病院抗加齢予防医療センター長)の伊賀瀬道也(いがせ・みちや)先生が、コラーゲンが持つ意外な効果効能について語ってくれました。

コラーゲンでゴースト血管を撃退できる可能性!

ゴースト血管(が与える影響)とコラーゲンの相関関係

日頃からコラーゲンを摂取することで、動脈の比較的大きな部位の改善作用は証明されていますので、これにより毛細血管に対してもよい効果を及ぼす可能性は高く、ゴースト血管がもたらすさまざまな病態に対して優位に働く可能性があります。

新田ゼラチンが実施した「オジサンの曲がり角に関する調査」によると、40~50代男性のストレス度合いが高いと出ています。

ストレスが強いと血圧の上昇や血糖の上昇などの現象につながると明らかにされていますので、これらによりゴースト血管(血流が低下し、いずれ消滅してしまう可能がある毛細血管)を増やす可能性が高いです。

ゴースト血管が及ぼす影響として、ドライアイや口内炎、関節痛などが知られていますが、その他にもゴースト血管は微小血流の悪化をもたらしますので、体内の各種臓器の不調から「薄毛」や「シミ」の原因になります。

飲酒が及ぼす悪影響を抑制できる可能性!

飲酒とコラーゲンの相関関係

同調査内では、40~50代男性の晩酌率は全世代でもっとも高いと出ていました。

過量のお酒によって肌の糖化(肌の老化)は進みやすくなりますが、抗糖化作用のあるコラーゲンを摂取することでこれらを抑制する可能性があります。

また、過量のお酒によって糖尿病の発症、悪化などをおこしやすくなることはもちろんのこと、関節軟骨のコラーゲンも糖化してしまい関節の不調をきたす原因になりかねません。

コラーゲンを摂取することで、さまざまな不調から解き放ってくれる可能性があります。

脳卒中、認知症対策にも!

脳卒中、認知症とコラーゲンの相関関係

同調査内でわかった「40~50代男性の飲酒量が多い」、「将来の健康に向けて取り組んでいることが少ない」、「ストレス度合いが高い」というデータは、脳卒中や認知症を発症するリスクが高い環境にいる可能性を示唆しています。

コラーゲンには血圧を低下させ、血管をしなやかにする作用があることから、毎日コラーゲンを摂取することが「脳卒中の予防」や「認知症の予防」にも力強い味方になってくれるはずです。

▼新田ゼラチン「オジサンの曲がり角に関する調査」
600人に聞いた!オジサンだと感じる「精神的」特徴ランキング

プロフィール

伊賀瀬 道也 (いがせ みちや)


愛媛大学大学院 医学系研究科 抗加齢医学(新田ゼラチン)講座教授。愛媛大学医学部附属病院 抗加齢・予防医療センター長兼任。1964年、愛媛県生まれ。2006年、抗加齢センター(現・抗加齢・予防医療センター)を開設後、4,000人を超える患者に指導を続ける抗加齢医学研究のトップランナー。著書に『国立大学教授・医師が考案 自身の肥満体形を克服した『1分 ゆるジャンプ・ダイエット』、『 100歳まで生きるための習慣100選』など。

<Edit:編集部>