ヘルス&メンタル
2024年11月20日
「親からの愛情不足で育った大人」の特徴とは。こんな問題行動や思考の偏り、ありませんか? (2/4)
身体的接触がない、コミュニケーション不足
幼少期に抱きしめられる、スキンシップを取る機会がほとんどなかった場合、子ども安心感や親への絆を感じることができません。
また、親が忙しくて家に帰っても子どもと会話をせず、食事中も無言で過ごすことが続くと、子どもは親との繋がりを感じにくくなります
放任主義すぎる
子どもの行動にまったく干渉せず、放任することも愛情不足のパターンに当てはまります。
たとえば、親が子どもの学校生活や友人関係に関心を持たず、問題が起きても気にかけない場合、子どもは「自分は大切にされていない」と感じます。
他の子どもと比較しすぎる
他の子どもや兄弟、姉妹と常に比較し、「○○ちゃんはできていた」「○○くんはもっと優れているのに」といった言葉を頻繁にかけてしまうと、子どもの自己肯定感を低下させます。
親が感情不安定である
親が自分自身の感情を安定させられず、気分の浮き沈みが激しい場合、子どもは常に親の気分に振り回され、不安定な環境で育つことになります。
たとえば、親が突然怒り出したり、気分によって態度がコロコロ変わったりする場合、子どもはいつ何が起こるか分からない不安感を抱きながら成長します。
愛情不足で育ってきた人は、どんな思考の偏りが生まれやすい?
上記のような愛情不足の環境で育つと、以下のような思考の偏りが生じやすくなります。
「他人の評価がすべて」
親からの肯定を得られなかったことで、他者の評価に依存しがちで、自分自身の評価基準を持つのが難しくなります。
人は多少なりとも他者の評価で生きている部分はありますが、愛情不足で育った人は、大部分を他者評価に委ねてしまいがちです。
「自分は愛される価値がない」
幼少期に愛されなかったという経験から、自分は愛されるに値しない存在だと思い込み、「どうせダメ」など自らの可能性を制限することが多いです。
「完璧でなければならない」
他人に認められるために、自分を完璧であるべきだと強く思い込み、失敗や不完全さを極端に恐れる傾向があります。