ヘルス&メンタル
2024年12月17日
「辛い気持ちを紛らわせる」お酒の飲み方は逆効果!その理由とは (2/2)
不眠症を解消するためのお酒、実は逆効果⁉
不眠症は、うつ病をはじめとした精神疾患の初期症状として現れることが多くあります。とはいえ、アルコールは寝つくまでの時間を短縮させますが、睡眠の質を著しく悪化させます。
何度も目を覚ます中途覚醒や、朝早く目覚めてその後眠れなくなる早朝覚醒が多くなり、熟睡感も乏しくなってしまいます。アルコールを毎晩飲んでいると、お酒を飲まないと眠れない状態になってしまうことも。
睡眠薬を飲みたくないからとお酒を睡眠薬代わりにする人もいるかと思いますが、耐性や依存性からみると、医師から処方を受けた睡眠薬よりアルコールの方が強いことが分かっています※。
※内村直尚:アルコール依存症に関連する睡眠障害.精神神経学雑誌、112;787-792,2010.
<Edit:編集部>
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