フィットネス
2025年1月9日

冬の運動、やるべき?避けるべき?寒い時期に運動するメリットとデメリット (1/2)

冬の寒さが厳しくなると、外での運動が億劫に感じることも多いでしょう。寒い時期に運動をすることには健康効果がある一方で、注意すべきポイントもいくつか存在します。

脂肪燃焼はもちろんのこと、免疫力を高め、メンタルヘルス効果が期待できる一方で、怪我や体調不良を招くリスクも高まる季節です。

寒い時期に運動をするメリットとデメリット、安全に運動を楽しむためのコツを、パーソナルトレーニングジムSTUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんに聞きました。

寒い日に運動するとどんな効果があるの?

寒い日に運動を行うと、一般的に消費カロリーが増加すると言われています。

これは、外気温が低い環境下では筋肉や関節が冷え、動きにくくなるため、体が同じ動作を行うにもより多くのエネルギーを必要とするからです。

また、体温を維持しようとして熱産生が高まることで、代謝がわずかに上昇する可能性も指摘されています。その結果、暖かい季節と同程度の運動をしていても、寒い環境下ではエネルギー消費が大きくなりやすいのです。

こうした特性は、とくに屋外でのジョギングやウォーキング、サイクリングなど、有酸素運動を習慣的に取り入れている方にとって、消費カロリー増加を狙う一つの戦略となるかもしれません。

デメリットも! 寒い時期に運動するときに考えられる問題点

先述のようなメリットは考えられますが、私としては、寒さがもたらすデメリットの高いと考えています。寒冷環境下での運動は、パフォーマンスの低下やケガのリスク増大します。

1. 体への負担増加

気温が低いと筋肉が硬直しやすく、十分に温まっていない状態で負荷をかけると、筋肉や腱、関節への負担が増え、肉離れや捻挫などの外傷リスクが高まります。

そのため、寒い日に運動を行う際には、夏場以上に入念なウォーミングアップが必須となります。

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