ウェルネスフード
2025年2月20日

バターコーヒーのダイエット効果と、基本の作り方[管理栄養士監修] (1/2)

数年前にアメリカから上陸し、今なお注目されている「バターコーヒー」。ダイエットや健康にいいという噂がありますが、実際どうなのでしょうか?

今回は、そんなバターコーヒーの飲み方や効果、デメリットなどを、たいや内科クリニック管理栄養士・林安津美先生監修のもと紹介します。

バターコーヒーとは

バターコーヒーとは、コーヒーに「グラスフェッドバター」と「MCTオイル」を入れて混ぜ合わせた飲み物のこと。

考案者であるシリコンバレーの起業家は、バターコーヒーを飲むことでさまざまなメリットが期待できることから「完全無欠コーヒー」と称しているとか。

これを利用したダイエット法が「バターコーヒーダイエット」です。

お腹が満たされるらしい! バターコーヒーダイエットとは

バターコーヒーダイエットとは、「朝食の代わりにバターコーヒーを飲む」という方法です。

「グラスフェッドバター」や「MCTオイル」に含まれる良質な脂質は、栄養価が高く、ダイエットをサポートする働きがあると考えられています。

さらに、朝食をバターコーヒーに置き換えることで、糖質の摂取を制限できます。

「MCT(中鎖脂肪酸)オイル」にはどんな効果や働きがあるのか。業界大手の日清オイリオグループを取材した

バターコーヒーにはどんな効果が期待できる?

バターコーヒーを飲むことで、下記のようなメリットが期待できると考えられています。

体脂肪の蓄積を防ぐ

バターコーヒーに含まれるグラスフェッドバターとMCTオイルには、それぞれ「不飽和脂肪酸」と「中鎖脂肪酸」が含まれています。

これらの脂肪酸には、体脂肪の蓄積の防止や、体脂肪の減少をサポートする働きがあると考えられています。

▼不飽和脂肪酸
魚やオリーブオイルなどに多く含まれている良質な脂肪です。動脈硬化の予防や悪玉コレステロールを減らすと言われており、生活習慣病の予防としても期待されています。

▼中鎖脂肪酸
中鎖脂肪酸(MCTオイル)は、消化吸収が早くすぐにエネルギーになりやすい特徴のある油です。エネルギーになりやすいため、体の脂肪になりにくく脂肪の蓄積を抑制するといわれています。

糖質・エネルギーの摂取量が減る

いつもの朝食をバターコーヒーに置き換えることで、糖質やエネルギーの摂取量が抑えられます。

バターコーヒーを飲むとカロリーは摂取しますが、血糖値があがらないため、エネルギーの吸収が遅くなります。

そのため、バターコーヒーを飲むことで、エネルギーの消費を抑えられることがあります。

脂質が多く腹持ちがいい

脂質が多く腹持ちがいいため、1杯だけでも満足感が得やすいです。

その他、ダイエットだけではなく、集中力アップや代謝の向上もサポートしてくれると考えられています。

バターコーヒーダイエットのやり方

やり方・手順

1.バターコーヒーを作る
2.朝食に置き換える

バターコーヒーは、クリーミーな味わいで、1杯飲むだけでも満足感を得ることができます。

そのため、食事に置き替えて飲むことで、糖質を摂らない状態を継続させることができ、減量効果が高いといわれています。

とくに朝食がおすすめです。

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