
ウェルネスフード
2025年3月19日
コンビニ弁当、本当に体に悪いの?添加物が不安なので内科医に聞いてみた (1/2)
「コンビニ弁当は体に悪い」と言われますが、毎日食べなければ大丈夫なのでしょうか。それともたまにでも健康にデメリットがあるのでしょうか。
栄養面や添加物の目線から、医療法人愛晋会中江病院 内視鏡治療センターの中路幸之助先生に聞いてみました。
コンビニ弁当はそんなに体に悪いの?
中路先生:コンビニで売られているお弁当そのものが体に悪いと思われがちですが、体に悪いとは言い切れません。
「バランスのとれた健康的な食事」を求めているのであれば、選ぶものや食べる頻度によっては健康的でない場合もあります。
コンビニ弁当を食べるデメリットとして考えられるのは「塩分や脂肪分が多い・栄養バランスが偏っている・カロリー過多になりやすい」の3つです。
デメリット1 塩分や脂肪分が多い
中路先生:多くのコンビニ弁当は、味を良くするために塩分や脂肪分がたくさん含まれていることが多いです。
塩分や脂肪分が多いことで血圧の上昇や肥満、心疾患などのリスクが高まる可能性も考えられます。味付けの濃いものや揚げ物が多いお弁当は注意が必要です。
デメリット2 栄養バランスが偏っている
中路先生:手軽に食べられるのが魅力のコンビニ弁当ですが、その分栄養バランスが偏っている場合があります。
とくに食物繊維や野菜が不足していることが多く、ビタミンやミネラルが十分に摂れないことも。
たまに食べるのには便利ですが、コンビニ弁当ばかりを毎日食べていると栄養バランスが偏ってしまい、健康に悪影響を及ぼすことも考えられます。
デメリット3 カロリー過多になりやすい
中路先生:コンビニ弁当は揚げ物や炭水化物の量が多いものがたくさんあります。そのようなお弁当ばかりを頻繁に食べていると、肥満や生活習慣病のリスクが増加する可能性があります。
頻繁にコンビニ弁当を利用する場合は、なるべく揚げ物や炭水化物の量が少ないものを選ぶといいでしょう。
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