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2025年5月20日

猛暑を乗り切る!コンビニ氷で簡単「ネックアイシング」で熱中症対策【医師監修】 (2/2)

要注意! 5〜6月の「暑熱順化」が夏を乗り切るカギ

伊藤先生は「温度がそれほど高くなくても湿度が高ければ熱中症になりえる」と注意を呼びかけます。

「特に気温が上がり出した時期(5~6月)が要注意で、それまでに体を暑さに慣れさせておく"暑熱順化"が重要です。塩っぽい"ネトネト汗"から"サラサラ汗"になれば、体が順応している証拠です」と伊藤先生は強調します。

スポーツやスポーツ観戦、フェス、キャンプなどの夏のレジャー時はもちろん、ちょっとした散歩のときなども、体に火照りを感じる前にこまめに「ネックアイシング」をして体を冷やしたり、冷たい飲み物を飲んだりすることが大切です。

プロスポーツ選手も実践! アイシングの多様な効果

「アイシング」はもともと、炎症や痛みを抑えるための応急処置法のひとつですが、スポーツ選手は、熱中症を防止するための体温コントロールや疲労回復にもアイシングを活用しています。

『ロックアイス』がサポーティングカンパニー契約を締結している「B.LEAGUE(Bリーグ)」や、同じくサポートする各所属チームにおいても氷を活用したアイシングを重要視。

プロ選手の多くは、コンディションをベストに保つための手段として、アイシングを上手く活用しています。

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監修者プロフィール

伊藤敏孝先生

新百合ヶ丘総合病院 救急センター センター長
救急医学のエキスパート。救急医。外科医。防衛医科大学卒業後、横浜市みなと赤十字病院救急部 部長を経て現職。「救急車を断らない」を理念に掲げ、地域医療に貢献している。メディア出演も多数。TV番組で熱中症に関するコメントを行うなど、メディアでの熱中症対策の啓蒙・啓発も積極的に行っている。

<Edit:編集部>

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