ウェルネスフード
2025年6月6日

トマトって食べすぎても大丈夫?管理栄養士が教える“意外な落とし穴” (2/2)

ほどよく食べると効果大! トマトに期待できるメリット

望月さん:トマトには、健康や肌に良いとされるリコピンが多く含まれています。リコピンは、抗酸化作用、抗動脈硬化作用、血中LDLコレステロール*値を低下させる作用などがあると言われています。

朝はリコピンの吸収率が高いと考えられているため、朝食に取り入れることで効率よく栄養を吸収できるでしょう。

朝に飲むのがいい!トマトジュースの効果、本当のところ【栄養士解説】

ちなみに通常のトマトより、ミニトマトの方がリコピンを多く含んでいます。

*血中LDLコレステロール…人の体内にある脂質の1つ。悪玉コレステロールとも呼ばれ、増加しすぎると動脈硬化を起こし、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。

普通のトマト、ミニトマト、トマトジュース。栄養に違いは?

また、血流や代謝を良くする働きも期待できます。

トマトには、過剰摂取した塩分や水分を、体の外に排出する作用がある「カリウム」が豊富に含まれているため、むくみの解消に繋がると考えられます。

そしてトマトは、野菜の中でも低カロリー。食事の前にトマトを1~2個食べると、ある程度お腹が満たされるため、ダイエットによい効果が考えられます。

食物繊維も豊富なため、便秘が解消できる可能性も。ダイエットにオススメの野菜のひとつです。

監修者プロフィール

健康検定協会理事長
望月 理恵子

株式会社Luce代表取締役、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員。サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。「栄養学の◯と×」、「やせる時間に食べてみた!」など著書も多数。

<Edit:編集部>

※本記事は、mocobe(モコビ)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。

1 2