
なぜ夏は足がつりやすいのか?足のつりを防ぐ「3つの対策」 (2/2)
足のつりを防ぐには? 今日からできる3つの対策
できれば防ぎたい足のつり。やはり意識したいのは「水分」「ミネラル」です。
ミネラルは“意識して摂る”がカギ
汗と一緒に流れ出てしまうナトリウム、マグネシウム、カリウム、カルシウム。これらのミネラルは、筋肉のスムーズな動きを支えてくれる重要な栄養素です。
足がつりやすい人は、食事の中で「ちょっと意識してみる」ことから始めましょう。納豆やアーモンド、わかめやバナナ、小魚などは、忙しい日でも取り入れやすいミネラル食材。
運動後や汗をたくさんかいた日には、スポーツドリンクや梅干しなどで手軽に補給するのもアリです。
●ミネラルを含む食事・飲み物
マグネシウム:納豆、アーモンド、海藻類、玄米
カリウム:バナナ、アボカド、ほうれん草、じゃがいも
カルシウム:小魚、チーズ、ヨーグルト
ナトリウム:スポーツドリンク、梅干し(適度に)
水分補給は“こまめに、飲み物の種類にもこだわって”
ついつい後回しにしがちな水分補給ですが、喉が渇く前に飲むのがベストタイミング。とはいえ、水だけをがぶ飲みするのは逆効果になることも。
おすすめは、ミネラルも一緒に補える麦茶。汗を大量にかいたときは経口補水液。ノンカフェインの飲み物なら、体にもやさしくて安心です。「こまめに、少しずつ」が基本ルール。
一回の水分摂取はコップ一杯くらいがよいでしょう。
ストレッチ&入浴で血流を味方につける
足のつりは、筋肉の“準備不足”や“血行不良”から起こることも多いもの。寝る前に軽くストレッチをして、ふくらはぎや太ももをゆっくり伸ばしてあげるだけでも、筋肉の緊張が和らぎます。
さらに、湯船に浸かって体全体を温めることで、筋肉がリラックス。血流が良くなって、冷えによる“夜中の足のつり”対策にもなります。
監修者プロフィール
医療法人一誠会みかわ整形外科クリニック 理事長
三河聡志
日本整形外科学会専門医、日本整形外科認定リウマチ医、日本整形外科認定スポーツ医。2023年5月みかわ整形外科クリニックを開院。「楽しく元気に」を合い言葉に職員一丸となり、治療に取り組んでいる。
<Edit:編集部>