太りたい人向け!体重を増やす方法|太るための食事&体を大きくする筋トレ (3/3)
体重を増やすための筋トレ
食事と並行して筋トレも行うようにすると、カラダを大きくする効果が高まります。
ルール1 大きい筋肉から肥大させていこう
体重を増やすためには、大きい筋肉を肥大させた方が効率的です。以下の筋肉を優先して鍛えると、体重のほかに身体のサイズを大きく見せることもできます。
- 胸の筋肉「大胸筋」
- 背中の筋肉「広背筋(こうはいきん)」
- 肩の筋肉「三角筋」
- 太ももの前の筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」
- お尻の筋肉「大臀筋(だいでんきん)」
- ふくらはぎの筋肉「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」
何から始めてよいか分からない場合は、大きな筋肉を鍛える筋トレBIG3(ビッグスリー)「スクワット・ベンチプレス・デッドリフト」から始めるとよいでしょう。
●スクワット
大臀筋(お尻)や大腿四頭筋(太もも前)をメインに、ハムストリングス(太もも裏)、脊柱起立筋(背中)の筋肉を鍛えます。
膝がつま先よりも前に出ないよう、お尻を後ろに突き出す
- 足を肩幅よりやや広めに開く。つま先は軽く外側へ
- 胸を張り、軽く腰を反らせながら股関節と膝を曲げていく
- 太ももが床と平行の位置になるまで下ろしたら、元の姿勢に戻る
●ベンチプレス
大胸筋(胸)をメインに、三角筋(肩)や上腕三頭筋(腕の裏)などを同時に鍛えることができます。
- ベンチに仰向けになる。足は腰幅に開き、足裏を床につける。
- 肩幅よりやや広めにバーベルを握る。
- 肩甲骨を寄せて胸を張り、肘を曲げてバーベルを下ろしていく。
- バストトップまで下ろしたら、肘を伸ばして元の姿勢に戻る。
●デッドリフト
脊柱起立筋をメインに、僧帽筋(背中)や、広背筋(背中)、大臀筋(お尻)、ハムストリングス(太もも裏)を鍛えます。
- 足を肩幅に開いて立ち、つま先は正面に向ける。
- 股関節と膝を曲げ、両手でバーベルを持つ。
- 胸を張って背筋を伸ばす。バーベルをカラダの前面(スネや太もも)に沿わせるように持ち上げていく。
- 再び沿わせながらバーベルをスネの位置まで下ろしていく。
ルール2 7~10回で限界になるくらいのキツさでやろう
筋肉を大きくするためには、負荷設定にも気をつけましょう。筋肥大させるためには、7~10回で限界になるくらいの負荷が適切です。
それ以上に重い、もしくは軽いと、筋肥大の効果はあまり期待できません。
トレーニングが楽に感じてきたら、ダンベルやトレーニングチューブなどで負荷を調節しましょう。
参考文献
日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要
日本人の食事摂取基準(2015年版) 各論 たんぱく質
監修者プロフィール
プロスポーツトレーナー
和田拓巳(わだ・たくみ)
プロスポーツトレーナー歴16年。プロアスリートやアーティスト、オリンピック候補選手などのトレーニング指導やコンディショニング管理を担当。治療院での治療サポートの経験もあり、ケガの知識も豊富でリハビリ指導も行っている。医療系・スポーツ系専門学校での講師のほか、健康・スポーツ・トレーニングに関する講演会・講習会の講師を務めること多数。テレビや雑誌においても出演・トレーニング監修を行う。現在、さまざまなメディアで多くの執筆・監修を行い、健康・フィットネスに関する情報を発信している。日本トレーニング指導者協会(JATI-ATI)の認定トレーニング指導者
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<Text:和田拓巳/Edit:編集部>