ヘルス&メンタル
2023年11月13日
「自己肯定感が高い人は、他者も自分も大切にできる人」。心理専門家が考える、自己肯定感が高い人・低い人とは (1/2)
仕事や家庭の悩み、ネット炎上、SNSでの人間関係。現代人とストレスは切っても切り離せぬ仲です。ストレスをゼロにすることは難しい……ならば視点を変え、うまくつきあっていく術を身につけると、イライラやモヤモヤ、生きにくさを少し解消できるかもしれません。
心理カウンセリングやメンタルトレーニングの普及活動を行う、“心の専門家”養成スクール「アイディアヒューマンサポートサービス」のカウンセラーが、皆さんの悩みごとについて考え方や対策をお伝えします。
「〇〇の原因は自己肯定感が低いから」「自己肯定感を高めると〇〇できる」などよく目にしますが、自己肯定感ってどんなものなのか、ふわっとしていてよく分からないです。自己肯定感は高めたほうがいいのでしょうか? そもそも、自分は自己肯定感が低いのか高いのか分からないです。
自己肯定感とは
「ありのままの自分でOK」「自分の存在そのものに価値がある」と感じられることです。
自己肯定感が高い人は、他者と比較をするのでなく主体性を持って行動できたり、物事を肯定的に捉えられるため、思考や行動が前向きで、ミスや失敗をきちんと受け止めて次にチャレンジをしていくことができます。
自己肯定感は低いとよくないの?
低いからよくないということではありません。ただ、同じ経験をした時に、自己肯定感が低いと物事を悪い方向に考えやすく、ミスや失敗をしたときなどメンタルへのダメージも大きくなります。
また、相手の意見や評価に左右されるので、選択や決断をするときも相手にどう思われるかと考えてしまいます。
そのため、言いたいことや、やりたいことを我慢することでのフラストレーションが溜まりやすいところはあるかもしれません。
自己肯定感は高いほうがいい?
「べき」とか「~しなければならない」というものではありませんが、自己肯定感を高めることで、ダメージやストレスに強くなったり、ミスや失敗をしても自分を立て直して前進していくことができます。
夢や目標を達成させる人は、自己肯定感が高い人が多いというのもわかりますよね。
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