筋トレで本当に痩せるのか。なぜ「意味ない」説が出る? (1/2)
「痩せたいけれど筋トレって効くのかな?」「有酸素運動のほうが痩せる?」
筋トレを行うことで痩せることは可能ですが、ダイエットで筋トレを活用する場合、どれくらいの強度や頻度でやればいいか、またどんなメニューを行えばいいか、わからない人も多いでしょう。
そこで本記事では、筋トレで痩せる理由と、効率よくダイエットを手助けするおすすめ宅トレメニューを紹介します。
筋トレが痩せると言われる2大理由
筋トレにはどのようなメリットがあるのでしょうか。ダイエット目線で見ていきます。
筋肉量の増加により、基礎代謝が向上する
筋トレを定期的に行うことで、基礎代謝が向上します。
基礎代謝とは、人間が生きていくために最低限必要なエネルギーのこと。このエネルギーは体温の維持、筋肉や臓器の活動などに用いられ、基礎代謝が高ければ普通に生活しているだけでもエネルギーを消費しやすくなります。
そのため1日の消費カロリーが増え、同じ体重の人と比べて太りにくい体質となります。過度な運動や食事制限をせずにダイエットができることでしょう。
・基礎代謝を増やす方法のひとつに「筋肉量の増加」がある
基礎代謝は筋肉量が増えるにつれ向上します。そのため、筋トレで筋肉をつけることで基礎代謝が上がり、痩せやすくなると考えることができます。
筋トレを行うことで筋肉量が増えることから基礎代謝が向上し、痩せやすい身体を目指すことが可能です。
メリハリのある体を目指すことができる
痩せる目的でなにかトレーニングを始めるとなると、ランニングやジョギングなどの有酸素運動を行う方も多いでしょう。
たしかに脂肪を落とすなら有酸素運動のほうが適切です。筋トレと有酸素運動を組み合わせたサーキットトレーニングやHIITなども有効です。
しかし、分厚い胸板やしっかりとした二の腕、引き締まった腹筋、上向きのお尻など、メリハリのある身体を目指すのであれば、重量を扱う筋肉トレーニングも必要不可欠です。
脂肪を落とすのは有酸素運動、基礎代謝アップと理想のボディラインを作るのは筋トレです。
筋トレして逆に太るということはある? 太った場合に考えられること
ダイエット中に筋トレをしても、ムキムキになるから意味がない、逆に体重が増えるという意見もあります。
しかし、筋トレをして太るということはあまり考えられません。
筋肉がつくと体重の数値は増えるが、体脂肪率は下がる
プロレスラーのように、筋トレしながらも脂肪をつけるとなると体重が増加して太ったという風に感じるかもしれません。
しかし、一般人が筋トレをして体重の数値が増えた場合、筋肉量が増加してそのぶん数値が増えたことが考えられます。代わりに見た目は引き締まったのではないでしょうか。
それは太ったとは言い難いでしょう。
摂取カロリー>消費カロリーだと意味がない!
一方、筋トレをしていても食事の摂取カロリーが多すぎると、筋トレの消費カロリーより摂取カロリーの方が多いので、結果的に太るといったことにつながります。
ある程度の食事管理をしていれば、筋トレしている以上、太ることは考えにくいでしょう。
筋トレをしてもムキムキにはならない
筋肉は簡単に太くなるものではありません。ムキムキになるには、大変な努力を続けなければなりません。
さらに、女性はホルモンの関係で、男性のように筋肉がムキムキになる心配はほとんどありません。