2025年4月8日

繰り返す「かかとのひび割れ」を本腰入れて治す方法[皮膚科医監修] (1/3)

ふとしたときに気になるのが、かかとのひび割れ。いつでもかかと見せられるようにケアしたいんだけれどな……すぐできるケア方法はないでしょうか? 皮膚科医・本間有貴先生に教えてもらいました。

皮膚科医伝授!即効性あり「かかとのひびケア」

本間先生:即効性を求めるなら、次の2つのケアを同時に行うと良いでしょう。

保湿をしてバリア機能を高める

入浴後、かかとにワセリンやクリームなどを塗りましょう。また、保湿後にかかとをラップで覆うと、水分の蒸発を防ぎ、保湿を強化できます。

ひび割れがひどい人は、保湿→ラップ→靴下の順番でケアしましょう。ラップは、朝起きた時に外してください。

ターンオーバーは、就寝時に特に活発になります。寝る前にかかとを保湿して、ターンオーバーを促しましょう。

なお、靴下は寝る時は履かないほうがいいと言われています。かかと部分だけを覆う靴下もあるので、ネットなどで探してみてください。

▼保湿ケアにおすすめの成分

成分 働き
サリチル酸 ターンオーバーの乱れを整え、健やかな肌へ導く
ビタミンE 血行を良くして、ターンオーバーを促す
グリチルリチン酸ジカリウム 炎症を抑える
尿素 硬くなった皮膚を柔らかくする

ターンオーバーを正常化させる

ひび割れているかかとは、ひどく乾燥していてターンオーバーが乱れています。ターンオーバーをサポートするには、「バランスの良い食事」「良質な睡眠」を心がけることが大切です。

また、足首が出ている靴や洋服は避けて、足を冷やさないようにしましょう。

足が冷えて血行不良になると、ターンオーバーの停滞につながります。その結果、かかとのひび割れを起こしやすくなるので注意してください。

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