2024年6月14日

水分補給、結局なにがいいの?管理栄養士おすすめの飲み物

汗を大量にかく夏は、こまめな水分補給が欠かせません。水やお茶、スポーツドリンクなどさまざまな飲み物がありますが、夏の水分補給におすすめの飲み物とは。

また、1日にどれくらいの量を摂取するのが望ましいのでしょうか。

ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんに、よくあるギモンを聞いてみました。

Q.夏の水分補給におすすめの飲み物を知りたいです。水だけはよくないでしょうか?また、1日にどれくらいの水分補給をすればよいのでしょうか

A.体重あたり40〜50mlを基準として摂ってみてください。スポーツドリンクのほか、麦茶、ルイボスティー、ビネガードリンクはおすすめです

水以外でおすすめの飲み物は以下です。

スポーツドリンク

スポーツドリンクには電解質が含まれています。電解質は運動をした際など、汗をたくさんかいたときに失われやすいと言われています。

スポーツドリンクは水と比べ、血液と浸透圧が同じになるように調整されているため、水分としての吸収効率が良いのも特徴です。

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麦茶、ルイボスティーなど

ノンカフェインなので寝る前の水分摂取としてもおすすめです。カロリーもゼロですので、ダイエット中でも気兼ねなく飲めるのが利点です。

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ビネガードリンク

お酢を使用しているので、特有の健康効果が得られやすいでしょう。具体的には、食欲増進、消化・吸収率アップ、疲労回復などのお手伝いです。

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水分摂取目安量は体重あたり40〜50ml

体重あたりに含まれる水分量(体液量)は成人男性で60%、成人女性で55%ほど。一般的な成人男性の場合、日常生活を営むうえで1日に最低限必要な水分量は2.5リットルと言われています。

その内訳は食事、飲み水、体内でつくられる水(代謝水)です。

それに対し、体からは1日あたり汗・呼吸・尿・便など2.5リットルの水分が失われています。これらを補うため、食事や飲み水から水分を摂取する必要があります。

水分のカラダ内外への出入りは、年齢・性別・運動レベルによってひとりひとり異なります。日々の水分摂取目安量は体重あたり40〜50mlを基準として摂ってみてください。

ただし、運動量によって必要な水分摂取量は変動するため、運動レベルや時間に合わせて飲む量を調整しましょう。

水分摂取のポイント

なお、体内での代謝や水分吸収の観点から、以下のポイントを守り、水分摂取を行いましょう。

  • 喉が乾いていなくてもこまめに飲む(一気飲み、がぶ飲みを避ける)
  • 1 回の摂取量目安は 200 〜 300 ml (コップ 1 杯)程度にする
  • 利尿作用のある飲み物での水分補給は控える(コーヒー、緑茶、紅茶、アルコールなど)

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プロフィール

瀧川みなみ瀧川みなみ(たきかわ・みなみ)
株式会社Muscle Deli管理栄養士、調理師。青山学院大学文学部卒業後、専門学校で調理師、食生活アドバイザー、栄養教諭を取得。専門学校卒業後は大手外食企業で働きながら管理栄養士を取得。接客、店舗管理、副料理長を務めたのち本社の商品企画・開発部門でデザートメニューの商品開発をおこなう。その後、クラウドレストランを運営するベンチャー企業に転職し、8ブランドの立ち上げを実現。より多くの人に向けて体・健康づくりの手伝いがしたいと思い、Muscle Deliに入社。商品開発、栄養指導、レシピやコラム作成等を担当。プライベートでは料理教室や食事に関するセミナーなどのイベントを主催。

記事協力
株式会社Muscle Deli
公式サイト https://muscledeli.co.jp/

<Text:編集部>