【食欲がない】食欲不振のときにおすすめの食べ物は?マッスルデリ管理栄養士が解説 (1/2)
食欲がないときにおすすめの食べ物や食事メニューについて。食欲が湧かないからといって何も食べない、何食も抜いてしまう人は、どんなものを意識して摂るとよいのでしょうか。
ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんに、よくあるギモンを聞いてみました。
Q.食欲がない時はどうしたらいいですか?おすすめの食材はありますか?それとも無理に食べないほうがいいでしょうか。
A.水分とミネラル、最低限のエネルギーの補給は行うよう心がけましょう。そのほか、おすすめの食べ物を紹介します。
食欲不振の原因としてはさまざまな種類が考えられます。たとえば、消化器官の機能低下や発熱、不眠、疲れ、病気からくる吐き気、噛んだり飲み込んだりがうまく行かないなど。
その中でも、今回は消化器の機能低下や不眠、疲れなどからくる食欲不振の観点からお話します。
水分とミネラル、最低限のエネルギーの補給は欠かさない
まずは前提として、水分とミネラル、最低限のエネルギーの補給は行うよう心がけましょう。そのうえで、食欲がどうしても湧かないときは無理に食べる必要はありません。
ですが、日々の栄養摂取の観点から、ふだん不足しがちな栄養を補い、身体にやさしい食事が摂れるとベターです。
※食欲不振が長期間にわたっている場合や、食べようと思ってももどしてしまう、やせてきたといった場合は、医師の診断を仰いでください。
食欲がない時の栄養補給のポイント
食欲が湧かないときの食材選びは、以下3つがポイントです。
- 胃腸にやさしい食材(低カロリーであたたかいもの)
- 食欲増進させてくれる食材
- さっぱりした食材
食欲がないときにおすすめの食べ物
低カロリーであたたかいものがおすすめ
まず「胃腸にやさしい食材」としては、低カロリーであたたかいものがおすすめです。
メニュー例:味噌汁、かきたま汁、野菜スープ、雑炊など
食欲不振のときは、消化器官の機能がよくない場合も考えられます。その場合はできるだけ胃腸に負担をかけないよう、先述のような低カロリーメニューを選択するようにしましょう。
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カレーやスパイス、薬味で食欲を促す
続いて「食欲増進させてくれる食材」について。これはスパイス類や香味野菜などが当てはまります。
食材例:胡椒、カレー粉、生姜、唐辛子、ねぎ、わさび、からしなど
これらの食材は、食欲増進が期待できます。冷奴に薬味として生姜やねぎをトッピングしたり、おかずやスープにカレー粉を足してカレー風味の仕上がりにすると使いやすいかもしれません。
ただし、これらの食材はとりすぎると胃腸が荒れる原因となりますので、適量を心がけましょう。