「プロテイン」はダイエット中の女性にも効果的!おすすめの種類と飲み方 (2/3)
プロテインの気になるウワサを解説
「プロテインを飲むと太る」はホント?
当然ですが、プロテインにもカロリーがあるため、1日のカロリー摂取量をオーバーすると太る可能性が高いでしょう。しかし、それはプロテインに限ったことではなく、どの食品にも言えることです。
「運動による刺激がない、足りない状態でプロテインを飲むと、使われないタンパク質は脂肪に蓄えられるため太る可能性は高いと言えます」(管理栄養士・宮本さん)
プロテインは太るってホント?コナミスポーツクラブの管理栄養士が解説 より
プロテインにもカロリーはあるので、1日に何杯も飲むと単純にカロリーオーバーにもなります。
以前、「筋トレの強い味方「プロテイン」、その効果や正しい飲み方とは?“筋肉俳優”が11種飲み比べ&おすすめプロテインをセレクト」で解説してくれた管理栄養士の深野祐子さんいわく、1日に必要なタンパク質量の個別目安は以下の通り。
- なにも運動していない人
体重1kgあたり0.8~0.9g(体重60㎏の人なら48~54g) - フィットネスなど軽い運動をしている人
体重1kgあたり1.2~1.5g(体重60㎏の人なら72~90g) - 筋肉をつけたい人/体重を増やしたい人
体重1kgあたり2gが必要摂取量(体重60㎏の人なら120g)
また、増量用のウエイトゲインプロテインもあります。タンパク質のほかに糖質を多く含んでおり、食事を食べたあとの間食用として摂取する、水ではなく牛乳やジュースで割る飲み方を行います。
ウエイトゲインタイプにはパッケージに「ウエイトゲイン」「ウエイトを増やす」などの文字が書かれてあるので、見落とさないようにしましょう。たんぱく質と一緒に糖質が多く含まれているのが特徴で、1回で大きなカロリーとなりますので、ダイエットとは逆の選択肢となります。
朝の水分補給代わりにプロテインを飲んでもいい?
業界最大手のパーソナルトレーニングジムRIZAP(ライザップ)のトレーナー、永野智哉さんによると、水分補給代わりにプロテインを飲んでも問題ないとのこと。
「朝食の代わりとしてプロテインを摂取するのも、ボディメイク中はとても良いです。寝ている間、身体は飢餓状態になり栄養を欲しています。その状態でプロテインを摂取すると、身体を動かすエネルギーとなってくれます。朝食で固形物があまり食べられない方や、高齢者にもトライしやすいと思います。プロテインに野菜やアミノ酸を混ぜ、好みの味でスムージーとして飲んでいただくのもおすすめです」(永野さん)
関連記事:朝起きていきなりプロテイン、体に悪い?ライザップトレーナーが解説
運動しなくても飲んでいい?
運動をとくにしていない人もタンパク質補給という意味で摂取して問題はありません。しかし、先述したように1日の摂取カロリーをオーバーすると脂肪へ蓄えられます。
運動をしていない場合のタンパク質量は、体重1kgあたり0.8~0.9g(体重60㎏の人なら48~54g)が目安です。
一度にまとめて飲んでいい?
また、タンパク質は一気に摂取しても吸収量に限界があります。1回の食事でまとめて摂っても、消化しきれず腸内環境の悪化を招く要因になります。
また、吸収されなかった余分なタンパク質は、脂肪として蓄積されてしまう可能性があります。
関連記事:プロテイン、運動しないで飲むと太る?ゴールドジムトレーナーが回答
筋トレをするならプロテインは飲まなきゃダメ?
食事だけでタンパク質量を補える場合は、プロテインをとり入れる必要はないでしょう。しかし食品だけで補おうとすると、カロリー過多や糖質、脂質のとり過ぎに繋がりやすく大変です。
その点、プロテインであれば低糖質・低脂質のものが多く、カロリーも1杯あたり100kcal前後なので、食事コントロールがしやすいというメリットがあります。
プロテインバーで代用はできる?
プロテインドリンクではなくバータイプでもタンパク質はとれますが、バータイプはお菓子のようにおいしい代わりに、カロリーや糖質、脂質が高いことが多いため、あくまで嗜好品になりそうです。
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プロテインに関する不安を解決したところで、いよいよおすすめのプロテイン紹介です。